マツモト 東京で「第2回版促セミナー」を開催、スポット・ホログラム印刷「ホロニス」を発表、デザインの可能性を無限に広げる全面ニスからスポットニス市場を提案
(株)マツモト(本社/福岡県北九州市門司区杜ノ木、松本大輝社長)は10月18日、東京都品川区五反田のホテルマイステイズ五反田において「第2回販売促進セミナー」を約100名の参加で開催した。セミナーは、福岡で好評を博した販促セミナーの第二弾。同社のホログラムの新商品「ホロニス」、商標登録出願済)を紹介した。ホロニスは、蒸着紙・フィルムを使用せず、ローコストでecoなスポットホログラム印刷を可能にした。セミナーではホロニス、インクジェット・スクリーンコード・VRなど同社ならではの技法の掛け合わせにより、表現や提案の可能性が無限に広がる効果的な販促手法を紹介した。
開催にあたり松本大輝社長は「7月に福岡で開催し好評を博したホログラムのスポットニスは新しい販促手法であり、東京で初めて発表する。マツモトは卒業アルバムのイメージが強いが、数年前から海外のホログラム機を導入し、新しいスポットホログラムニス技法を実用化した。この新しいスポットニス『ホロニス』を新しい販促手法として広めていきたい」と期待を示した。
セミナーはホログラムの技術開発に携わってきたMMT社のÈricWu氏、Harris&Bruno駐日代表岩崎学氏がホロニスの実用化の経緯を説明した後、マツモトの柳川尚常務取締役、グラフィックデザイナー中川浩一氏、プレス部楠琢己部長が、①ホログラム加工の種類②エコなホログラムの事例紹介③特殊加工の海外実績・成功事例④ホログラムLCコートの特徴・強み⑤インクジェット、スクリーンコード・VRの新製品を紹介した。
発表したマツモトの「ホロニス」LCコートは「UVFラミコート」「トランスタバック加工」と呼ばれ、ホロの柄を印刷物に転写させる加工。フィルムは使用するが、貼るのではなく、転写する方式でフィルムを何度も使用できるためコスト的に優れている。また全面ニスからスポットニスへ加工が進化し、薄紙からスポット・ホログラム印刷が容易になり、デザインの幅が拡大する。ホロニスは高級ブランドのパッケージ、カタログ、ポスターのプロモーション、トレーディングカード、コンサートや巣ポーチイベントのチケット、商品ラベル、証明書などの用途が見込まれている。
最後に松本敬三郎取締役会長は「ホロニスによりデザイナーの新しい可能性が広がる。今から新しい販促手法が生まれる。早く取り組んだ方がホログラムの新しいデザインの可能性を手にすることが出来る」と業務提携を呼びかけた。セミナー終了後はサンプルルームに移動し、「ホロニス」の活用により、デザインの可能性を無限に広げた多数のサンプルを紹介した。