ホリゾン・インターナショナル（ホリゾン）と小森コーポレーション（KOMORI）は、セントラルプロフィックス千葉工場で、双方のワークフローを連携することにより印刷から加工までの工程の見える化・自動化に向けた運用を開始した。

製造業での人手不足対策として、人員の最適配置・負荷低減が求められる中、印刷業界としてのDXが急務となっている。ホリゾンとKOMORI はポストプレスマネージメントシステム「iCE LiNK」（Horizon）と工程管理システム「KP-コネクト プロ」（KOMORI）を連携させることにより、ユーザーの生産管理システム（MIS）から接続機器での作業に至るまで、一元管理されたジョブスケジュールによる運用を実現。双方のワークフローの融合が工程の「見える化」を容易にした。

セントラルプロフィックスは、交通広告媒体関連を筆頭に、商品カタログ、販促パンフレット、映画プログラム、店頭・劇場ポスター、雑誌・新聞広告、店頭POP、ディスプレイ、パッケージ等の 「品質に強い拘りのある」製版・色校正や印刷・出力・加工等をコア事業としている。

今回の工程の見える化・自動化について、セントラルプロフィックス 専務取締役の森澤弘氏は「ホリゾン加工機と連携する上で、印刷機の管理同様、機械稼働状況の把握(見える化)、機械稼働状況の分析が課題だった。長らくアナログ管理から抜け出せないでいたが、ホリゾン iCE LiNK と KP コネクトとの連携を機に、印刷機同様にそうした課題を克服したい。アナログ管理からデジタル管理になることで、担当社員の取り組み姿勢の変革にも期待している」と述べている。