ホクシンラマナプロジェクト 破産手続き開始決定受ける

北海道の株式会社ホクシンラマナプロジェクトは、8月5日、破産手続き開始決定を受けた。負債は約2億5,000万円。

同社は、1976年に設立した印刷業者で、2005年に株式会社ラマナプロジェクトと経営統合。旅行パンフレットの印刷をメインに、ポスター、パンフレット、新聞折り込みチラシなどの製作を行っていた。

企画・編集から印刷・製本・封入・発送までワンストップで対応できることを強みとしていたが、同業者間の競争などによる受注単価の伸び悩みで販管費負担を吸収できず欠損が続き、債務超過に陥っていた。こうしたなか北海道中小企業再生支援協議会の支援のもと金融機関より借入金返済のリスケジュールを受けるほか、業務の内製化など経営改善に取り組んでいたが、大口取引先との契約の終了や業況低迷が続き、改善には至らなかった。先行きの見通しが立たず2018年8月、事後処理を弁護士に一任。今年7月26日に自己破産を申請していた。

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