ビジネスガイド社 プレミアム・インセンティブショー10月11日まで開催中、最新のオリジナルグッズのトレンドを紹介
株式会社ビジネスガイド社主催による「第70回インターナショナル プレミアム・インセンティブショー秋2024」が、10月9日から11月11日まで、東京池袋のサンシャインシティ文化会館ビルで開催されている。今回のテーマは、「第70回記念 オリジナリティや新しいアイデアが企業の成否を決める」。
今年の会場は、特にアクリルグッズ製品が多く並ぶなど、最近のグッズの傾向が色濃く反映されていた一方で、長年出展している企業による不動の人気商品も垣間見れた。印刷産業関連の企業も多数出展し、アクリルグッズを提案している企業も多くみられた。アクリルグッズが多い背景の一つとして、人気の商材であるというだけでなく、キャラクターグッズビジネスと親和性の高い池袋で行われたことも背景の一つにあるようだった。
また、現在の販促マーケットにおいて、アイデアは重要なツールとなっており、それはグッズ制作、デザイン、マーケティング手法を含め、多くのシチュエーションで求められているという。そのことから、会場でも独自で多彩なアイデアをもとに作られた多様なグッズが並んだ。
ブーズ全体が推し活のイメージを感じさせる雰囲気となっていたサンエーカガク印刷は「ようこそ販促フェスへ!」というテーマで出展。需要の高まりを見せている各種アクリルグッズを提案しつつ、本来の強みである温度で色が変わる示温印刷や暗い所でも光る蓄光印刷、擦ると香りがする香料印刷なども紹介。加えて、スマホと専用カードを使用した販促グッズ「TOUCHCARD(R)」なども提案していた。
その他にも推し活を全面に出して出展していた国府印刷社は、コンテンツとして推し活を使いつつ、箔をつかったキラキラ輝く美しい印刷のきらめき箔などのサービスを紹介。最近はトレーディングカードなどの製造でも箔を使った表現が注目できるという。
色紙づくりで知られる太平紙業では、四角い色紙のイメージを様々なアレンジにしたオリジナル商材を出展。色紙を小型サイズにして、”推し”のキャラクター等を印刷できるミニ色紙などの他に、アクリル素材をミニ色紙と同じサイズ感で作った「アクリル色紙」などを出展していた。
また、モノファクトリーでは様々なオリジナルグッズを並べていたが、中でも写真、ブラウン管テレビ、レコードやCDなど昭和を感じさせるアイテムをグッズにした商材も出展していた。
栄光のブースでは、アクリル系のグッズも紹介しつつも、他の出展社ではあまり見られないミニチュアや御朱印業など木製グッズも出展。特に、デザイン性高い製表紙のご朱印帳は人気のアイテムとなっており、付加価値の高いビジネスになりつつある。
その他に、井上シールではソフトクリーム等のコーンを包むオリジナルコーンスリーブやオリジナルのテープづくりも提案。一般的なコーンスリーブは難しい製造になるため、シール技術をつかったオリジナルのコーンスリーブを提案。
ユー・エス・エスが提案している「PANKAN」は、パンの入っている缶詰で、非常食にもなる。ブルーベリー、ストロベリー、オレンジの3つのフレーバーを用意しており、缶をまいている部分をオリジナルデザインにできるので販促品としても人気が高い。長年出展・提案している企業でもある。
第一資料印刷のブースでは、オリジナルノート、オリジナル絵本、オリジナルカレンダーを提案。個人や企業などが制作したクオリティの高いオリジナル絵本が並んでいた。加えて、来年用のオリジナルのカレンダー製造も受注しているという。
その他にオリジナルな取り組みして、山陽製紙では本として製造されたが売れずに廃棄処分になるところだった本を素材として採用した「本だったノート」や、同じくアップサイクルした「漫画だったノート」「雑誌だったノート」などを出展。本としては売れなくても、「本だったノート」の人気は高い。グッズのストーリー性が受け入れられているという。
ティッシュペーパーの入れ物を工夫した提案(オリジナルBOXティッシュカバー)で長年出展している企業の一つでもある板野紙工のブースは会場の入り口付近にある。企業が顧客へ配布したりするために作られるが、受け取った顧客自身が一枚から組み立てる楽しさが受けているという。