ハイデルベルグ・ジャパン 新しい「スピードマスターCX104」の国内導入を開始
ハイデルベルグ・ジャパンは、10月7日、同社東京本社で、スピードマスターCX104発表会を開催した。発表会では、6月23日にオンラインで行われたイベント『IT’S SHOWTIME!』で発表された「スピードマスターCX104」(以下、CX104)の紹介に加え、導入ユーザー3社から導入を決めた理由や期待についての紹介があった。導入ユーザーのうち、東京に本社がある錦明印刷株式会社から塚田司郎社長も同席しCX104への期待などが語られた。
冒頭挨拶にたったハイデルベルグ・ジャパンのヨルグ・バウアー社長は、今年発表された段階でCX104について、世界から500ユニットのオーダーがあるなど注目されているシステムであることを紹介し、「ハイデルベルグの役割は最新のテクノロジーを搭載したシステムを届けることだけでなく、お客様がハイデルベルグの機械で成功してもらうことが使命だと考えています。そのためには包括的なアプローチでサポートすることが必要であり、設備以外にも、ソフトウエア、印刷資材、サービスを総動員することが大切です。CX104導入にあたっても、包括的に力強くサポートしていきたい」と述べた。
次に、同社エクイップメントソリューションズ本部の曽篠康之シニアマネージャーからCX104について解説があり、ライフサイクルソリューションズ本部の紀世志広シニアマネージャーからはハイデルベルグのトータルソリューションの提供について紹介があった。
続いてスピードマスターCX104導入企業として、愛知県の大同至高株式会社と富山県の株式会社山田写真製版所から導入理由や期待についてのコメントが動画で紹介された。両者からは、仕事の広がり、安定した品質などへの期待が語られた。それに続き、10月中の導入を予定している錦明印刷株式会社の塚田司郎社長から、自動化を進めることが目的であり、「4色機の印刷機の導入で、これほどわくわくしたことはない。それほど楽しみにしている」と期待感が語られた。
なおハイデルベルグ本社は、10月13日から15日まで、新しくなったウィスロッホ-ヴァルドルフのプリントメディアセンターからイベント「Innovation Week 2021」をオンライで開催する。
オンラインイベント「Innovation Week 2021」 https://innovationweek.heidelberg.com/jp/