ハイデルベルグ 英・スティーブンス&ジョージ社が400万ポンドを投資して最新のテクノロジーと革新的なソリューション導入
イギリスのマーサー・ティドビルに拠点を置くスティーブンス&ジョージ社は、ハイデルベルグの最新のテクノロジーと革新的なソリューションに400万ポンドを投資し、パンデミックから力強い復活を遂げた。新たな注文には、P-スタッカー搭載スタールフォルダーTH82-Pが含まれている。
なお同社の自動紙折り機スタールフォルダーTH82-Pは、これで6台目になります。この投資には、第4世代のカットスター搭載の新しいXL106-8-Pも含まれており、既設の第3世代カットスター搭載のXL106-8-Pの入替となる。
2021年3月に発表した通り、新しい第4世代のカットスターは、数々の利点をもたらす。新しい印刷機は、2022年の12月に搬入される予定で、搬入後は2年程前に導入した機械がスティーブンス&ジョージ社で最も古い印刷機となる。同社は、2018年からハイデルベルグのPush to Stopテクノロジーを搭載した枚葉オフセット印刷機5台に投資してきました。
P-スタッカーで高水準の生産安定性を実現
ハイデルベルグとの分析の中で、スティーブンス&ジョージ社は製本工程の生産性が2時間シフト中に低下する傾向があることを見つけた。そこで同社は、工程を標準化し、シフト中に安定した生産性を維持するためにロボティクスに投資した。現在、ロボティクスは同社の製本工程の要になっている。
パンデミックが始まって以来、スティーブンス&ジョージ社はロボティクスと自動化に多額の投資を行っており、現在では、製本工程におけるロボティクスの使用について、非常に自信を持っている。
スティーブンス&ジョージ社の会長兼マネージ ングディレクターであるアンドリュー・ジョーンズ氏は「私たちは現在、 4台の P スタ ッカーと6台のスタールフォルダー TH82 P を持っており、ヨーロッパで最初に6台のスタールフォルダーTH82-P を稼働させた印刷会社の 1つです」と語る。「自動化全般、特にこのスタールフォルダー TH82-P は、工業生産にとって不可欠です」と 、 同氏は強調している。
ハイデルベルグのピークパフォーマンス印刷機のポテンシャルを解放するスタールフォルダーTH82-P
スティーブンス&ジョージ社は、66、78 フォーマットから 82フォーマットに至るまで、何世代に
もわたってスタールフォルダーに投資し、現在ではピークパフォーマンスの全自動 TH82-P を使用している。
同社は、すべての機種の信頼性と品質に感銘を受けています。「ハイデルベルグのユーザーフレンドリーなインターフェースと、素晴らしいカスタマーサポート、サービスサポートには非常に感心させられています。TH82-Pは、私たちの Push to Stop テクノロジー搭載のスピードマスター XL106 の真後ろに設置することができ ました。スタールフォルダー TH8 2-Pと Pスタッカーの組み合わせは、ゲームチェンジャーでした。私たちは、この最新技術への ROI に自信を持っており、 4 台の Pスタッカーを導入するに至りました。この革新的な技術によって、よりスマートに仕事ができるようになり、シフト終了時の疲労も軽減されました。この最新の投資は、トータルソリューションプロバイダーとしてのハイデルベルグへの強い信頼の証です」と、スティーブンス&ジョージ社のポストプレス部門責任者マーカス・J・パトリッジ氏は述べている。
「ハイデルベルグのベストテクノロジー」を何度も選択
スティーブンス&ジョージ社は、この新しい技術によってさらに効率と生産性が向上し、OEEが改善することを期待している。それは、まさに最大の効率と生産性を得ること、そして優れた品質基準を達成することにある。
「私たちの優秀なチームは、チャレンジを非常に前向きにとらえており、新たな目標やゴールを持ち続けています」と製造部長のポール・エノック氏は述べている。
「主要なサプライヤーとの効率的なチームワークは、引き続き私たちのサクセスストーリーにとって最も重要であり、今後も顧客のために最高の製品を生産していきます」とエノック氏は続ける。
スティーブンス&ジョージ社は、ハイデルベルグの長期的な顧客の一社であり、競合他社を総合的に分析したうえでハイデルベルグのテクノロジーを選択している。「私たちは、ハイデルベルグの装置が市場で最高だと信じています」とアンドリュー・ジョーンズ氏は述べている。「私たちは、今後もハイデルベルグの最新技術を活用していきます」と同氏は続ける。
ハイデルベルグ UK のマネージングディレクターであるライアン・マイルズ氏は、「私たちは、スティーブンス&ジョージ社と数十年に渡り緊密に仕事をしてきました。このような長期にわたって、スティーブンス&ジョージ社そして他の多くのお客様との関係を築きあげてきたことを誇りに思っている。ハイデルベルグはスティーブンス&ジョージ社にパートナーとして選ばれ続けることを嬉しく思っており、今後もビジネスにおいて最善の決断をするために必要なサポートおよびコンサルティングを提供していきたいと思います」と述べている。
スティーブンス&ジョージ社は、24時間 365日体制で生産しており、その仕事は 56%が雑誌、34%が商業印刷、10%がその他単発の仕事となっている。専用の施設では、印刷、折り加工、中綴じ、無線綴じメーリングを行ない、自社で配送車両を所有している。