ハイデルベルグ 上海・チンプー工場でパッケージソリューション
ハイデルベルグ・アジアパシフィックは9月10日、“無限の可能性、スマートプロダクション”をテーマに、チンプー工場でパッケージングデイを開催した。上海・チンプー工場内のプリントメディアセンターで行われたイベントには、アジアパシフィック各地域から100名以上の来場者が参加。ハイデルベルグの統合されたソリューションと、増加し続けるコストプレッシャーや小ロット、短納期などの高まるニーズに対する包括的な答えが実演を通して紹介された。
チンプー工場では新しい機械構成のスピードマスターCD102-8+L UVを使用して、Push to Stopによるナビゲート印刷が初披露された。ナビゲート印刷でプリネクトプレスセンターXL2のインテリガイドソフトウェアが自動ジョブチェンジをサポートすることにより、複雑な切り替え作業を簡単に行えるようにした。
イベントではCD102の高い柔軟性に焦点を当て、インラインエンボスと、UV/ドリップオフコーティング、マルチカラーテクノロジーを使い、チョコレートの包装箱と医薬品パッケージの2種類の印刷デモンストレーションを実施。マルチタレント機であるスピードマスターCX75でも2種類の印刷を披露し、パッケージ印刷会社のベネフィットとなるすばやく簡単なジョブ切り替えと、すぐれた省スペース性、ユーザーフレンドリーな特徴を解説した。CX75で印刷されたシートは、同じくデモ中にデジタル印刷機バーサファイアで印刷されたシートとのカラーマッチングも行われ、両面兼用印刷機のスピードマスターSX74-4-Pで単色両面印刷の医薬品のインサートが印刷された。
印刷後はマスターワークスの打抜き機、プロマトリックス106CSがチョコレートの包装箱のすばやい仕事切り替えと高い生産性をデモンストレーション。パッケージ生産プロセスの最後として、同じくマスターワークスのダイアナアイと製函機のダイアナGoが実演された。