ハイデルベルグ プライベートショー「Push to Stop 2018」を開催
ハイデルベルグ・ジャパンは、7月25日、本社ビルのショールームにおいてプライベートショー「Push to Stop 2018」を開催した。会場を一つの印刷工場に見立てて、ハイデルベルグが掲げるコンセプト『Push to Stop』のもと、”異次元の生産性”を提供する各種ソリューションについて提案した。当日は、午前の部と午後の部の2回に分けて行われた。
会場では、生産全体を管理する「プリネクトプロダクションマネージャー」を中心に、
菊全寸のび判高速サーマルCtPレコーダー スープラセッター106 オートベンダーシステム、菊全寸のび判8色印刷機 スピードマスターXL106-8-P LED、印刷品質管理装置 イメージコントロール3、デジタル印刷システム バーサファイアEV/EP、断裁機 ポーラー115 Pro システム、紙折り機 スタールフォルダーKH82-P、打ち抜き機 KAMA DC76が実演された。
加えて、印刷必需品 サフィラ、各種サービスプログラムについても紹介した。
実演においては、具体的には版出しまで省人化を可能とするCtPのオートベンダー、自動化が進んでいるオフセット印刷機、休みなく多品種・小ロット生産を可能にするデジタル印刷機、生産性が2台分に向上した紙折り機、ギャンギング印刷でも作業が効率化した断裁機など。
30分という一定の時間内で、CtP、オフセット印刷機、デジタル印刷機、断裁機、折り機がどこまで高い生産性を発揮できるのかに挑戦した。
いずれもプリネクトからJobデータが自動で各システムに配信されて作業が進められ、オフセット印刷機では12Job、デジタル印刷機では28Job、ポストプレスのエリアでは3第のギャンギングが行われて計29Jobをそれぞれ500枚の断裁を行うなど、無駄をなくし自動化を進めることで生産性を高めることが可能になることを提案した。
実演を通じて一貫して提案していたのは、OEE(総合設備効率)を高めるための自動化や効率化である。OEEは、「時間効率×速度効率×良品効率」から算出でき、日本の印刷の現場では、まだ効率化を進める余地があると紹介した。