ナビタスビジョン 京都でフェア開催200名参加で新技術・研究開発テーマ発表
検査装置メーカーのナビタスビジョン(横浜市港北区、辻谷潤一社長)は12月10日、京都市下京区のメルパルク京都で「ナビタスビジョンフェア京都」を開催した。ユーザーをはじめ、パートナー企業など約200名が参加した。同社の各部門による新技術発表をはじめ、ユーザー導入の事例、ヒューテックによる「ヒューテック&ナビタスビジョン印刷品質検査機のヨーロッパ印刷市場への展開」と題したゲスト講演を実施し、検査装置の今後の方向性を示した。
開催に先立ち挨拶に立った辻谷社長は、「ナビタスは創業から10年目を迎えた。年率140%のスピードで成長し、延べ1,000台の導入を達成した。国内、東南アジア、中国、欧州に市場を広げ、欧州ではヒューテックと組んで進出をはじめている。核となるソフトウェア技術を200以上持ち、シール・ラベル、カード、容器、デジタル可変印刷などの検査装置でオンリーワンの世界品質、世界ナンバーワンの画像検査システムを開発する。ものづくり現場での目視検査ゼロを目指している」と同社のビジョンを語った。
セミナーはナビタスビジョン開発者を中心に「ラベル検査ソリューション及び最新版AsmilVision」「可変検査/カード・ビジネスフォーム、ブランクス検査ソリューション」「ニーズに応える容器・曲面印刷検査」「プリプレスデータから刷出し検版までの最新の検査技術」「AI運用の取組み」「デザインや原稿を手軽に比較できるWebアプリ・ブルーフロッグ」をテーマに技術開発や研究内容を説明。ヒューテックの吉田隆取締役欧米部長がナビタスと組んだ今後の欧州市場を解説した。終了後は懇親会が行われ、参加者が相互の親睦を深めた。