トッパン・フォームズ ゲート型RFIDリーダーを発売
トッパン・フォームズはマスプロ電工と、ゲートを1~2秒通すだけで箱を開封せずに複数の物品に取り付けられたICタグを一括で読み取り、入出庫時の検品作業などを効率化する「ゲート型RFIDリーダー」(特許出願中)を共同開発し、販売を開始した。
ゲート型RFIDリーダーはトンネル形状の金属筐体に高指向性アンテナから放射される電波を特定エリア内に閉じ込めることで電波漏れを抑制し、ゲート内を通過する複数のICタグの高精度な読み取りを実現する。これにより従来バーコードを1点ずつ読み取り、行っていた入出庫作業や検品作業に伴う個体管理の省人化に貢献する。
トッパンフォームズはゲート型RFIDリーダーをアパレルや医療材料などの出荷・検品作業が行われる物流現場やレンタル品の入出庫作業が行われる現場などへの導入を促進し、物流現場のIoT化に貢献していく。また、使用するICタグやシステムを含め、ゲート型RFIDリーダー関連で2020年度までに12億円の売上を目指す。