タカヨシ 「LIMEX Sheet」採用したラベル製品を全国に先駆け拡販開始へ
新潟市の株式会社タカヨシは、株式会社TBMが開発する石灰石を主原料とする新素材「LIMEX Sheet(ライメックスシート)」を使用したラベル製品を、8月中旬より全国に先駆けて販売する。
一般的な合成紙ラベルや紙製ラベルと比較して、 「LIMEX Sheet」ラベルは焼却時のCO2を含む温室効果ガス排出量と石油由来プラスチック使用量や製造時の水使用量を大幅に削減する。タカヨシでは、「LIMEX Partner」として コスト面や品質に考慮した提供を開始する。
「LIMEX Sheet」は、様々な加工や印刷方式に対応するシート状の「LIMEX」素材。
プラスチック・紙の代替として飲食店のメニュー表やパッケージ・冊子等に使用が可能。 従来の印刷用紙と同じように、 様々な厚さのラインナップも揃えており、 今回は粘着ラベル用として最も薄い80μmグレードを用いた基材をTBMにて開発し、 タカヨシで印刷テストを実施。表側の面に印刷可能なインク受理層が塗工され、裏面には粘着剤塗工が可能である。
この度開発した「LIMEX Sheet」80μmの粘着ラベル用基材は、ラベル用途として一般的に用いられるPP(ポリプロピレン)やPET(ポリエチレンテフタレート)シート等の合成紙と比較して、CO2 を含む温室効果ガス排出量と石油由来プラスチック使用量を削減することができる。
LIMEX素材を採用することで、プラスチック代替品として、石油資源の使用量を削減でき、温室効果ガスの排出量の削減にも貢献。また紙の代替品とすることで、水資源の使用量を約97%削減し、プラ代替用途へのリサイクルが可能になる。
タカヨシは新潟県をはじめ、全国に先駆けて「LIMEX Sheet」を使用したラベル製品及び各種印刷物の販売を開始する。(サンプル配布やサービスの案内は7月より順次実施)
高価なイメージのある環境配慮型素材だが、一般的な合成紙と同等の価格での提供を実施する予定。ラベル印刷機を豊富に保有していることもあり、納期や仕様調整等の柔軟な対応も可能。販売にあたってはTBMと初年度の売上目標も掲げ、「LIMEX Partner」として拡販を行っていくとしている。