セキ 軟包装印刷の新工場を竣工、W&H社のCI型水性フレキソ機起動
セキはこのほど、富士フイルムグローバルグラフィックシステムズから、W&H社のCI型水性フレキソ印刷機ミラフレックスCL9Cをはじめとするフレキソ印刷加工機器を導入し、水性フレキソ印刷事業を開始した。新事業のスタートに伴い、愛媛県伊予市にフレキソ印刷の新工場「ブルーファクトリー」を竣工。10月23日、ブルーファクトリーで、関係者を招いてミラフレックスCL9Cの起動式ならびに新工場の内覧会を開催した。
同社が手掛けるパッケージ分野は紙から軟包装への切り替えが進んでいる。また、環境負荷の高いグラビア印刷から環境の配慮した水性フレキソ印刷のニーズが高まっている。これまで紙パッケージの印刷を提供してきた同社は、市場の変化に合わせて持続的成長を図るべく、事業領域を拡大し、水性フレキソ印刷加工事業を開始する。フレキソ印刷加工事業の開始により、売上の10%を占めるパッケージ分野を中期で20%まで成長させる狙い。
CI型(Central Impression、共同圧胴型)水性フレキソ印刷機MIRAFLEX CL9Cは、水性インキを使用するため、揮発性有機化合物(VOC)をほとんど排出しない、環境に優しい印刷を実現する。センタードラム方式により、優れた印刷見当精度と高い色調再現性を可能にする。600m/分の印刷スピードによる高い生産性を持ち、凸版方式で幅広い印刷機材に対応する。
新工場 SEKI BLUE FACTORY
所在地 愛媛県伊予市下三谷1番地8
敷地面積 4,260㎡
投資総額 約30億円