ジャグラ 2022年 寅年・年賀状デザインコンテスト入賞作品決まる

会長賞カラー部門のニシキプリント(広島県支部 )
会長賞カラー部門のニシキプリント(広島県支部 )

日本グラフィックサービス工業会の年賀状デザインコンテスト委員会(岡澤誠副会長・尾形文貴委員長)は7月2日、東京都中央区のニッケイビルで実施した審査会で100点の入選作品を選出し、会長賞カラー部門に㈱ニシキプリント(広島県支部 )、会長賞モノクロ部門に㈱エンジュ(新潟県支部 )、会長賞学生部門に日本アニメ・マンガ専門学校の平井湖子氏の3点を決定した。

今回の総応募総数は595点。内訳は会員企業、個人から306点(49社)、学生から289点(17校)だった。その他の入賞作品については、コンテスト特設サイト(http://www.jagra.or.jp/nenga2022)で発表している。入賞作品・年賀見本帳のデータダウンロードは8月20日を予定。会長賞受賞社(者)は、11月12日のジャグラ全国協議会の席上で賞金と賞状が授与される。

会長賞モノクロ部門のエンジュ(新潟県支部 )
会長賞モノクロ部門のエンジュ(新潟県支部 )

【会長賞受賞作品の講評】

◎カラー部門: 広島県支部 株式会社ニシキプリント

白地に虎の文字を浮き立たせていてシンプルですが、幅広い年代に好まれる洗練されたデザインです。虎の文字を思いっきり飛躍させ、行き過ぎない絶妙なポイントで着地させています。審査員一同、満場一致で決まりました。

◎モノクロ部門:新潟県支部 エンジュ株式会社

風格のある文字を中心に手づくり感のある張り子の虎を配置した落ち着いたデザインです。文字やオブジェの配置など全体のバランスが取れていて、力強い虎のイメージが沸き上がります。審査員の強い支持を得ました。

◎学生部門:日本アニメ・マンガ専門学校 平井 湖子さん

コロナを吹き飛ばしてほしいと虎に願いを込めました。守護神のよう

会長賞学生部門 日本アニメ・マンガ専門学校の平井湖子氏
会長賞学生部門 日本アニメ・マンガ専門学校の平井湖子氏

にも見える堂々とした虎のシルエットに文字を重ねた作品で、卓越した感性を感じます。多くの方に利用していただけるデザインで審査員の高い支持を得ました。

【尾形文貴委員長談】

今年も第9回年賀状デザインコンテストを開催しました。去年よりも会員の応募点数は減りましたが、学生さんからの応募は増えました。また、虎のデザインですが、コロナを吹き飛ばせとばかりに写実的で猛々しい虎と、逆に可愛いらしいイラストの両極端に分かれました。今年は比較的オーソドックスなデザインが集まり、いつもよりも実用性のあるデザインになったと思います。

今後は入賞作100点を使い「年賀状見本帳」を作成しジャグラ会員企業が無償で商用利用できるようにしますのでぜひ年賀状商戦にお役だてください。応募した方からは、コンテスト形式が非常に面白く、毎年応募するのが楽しみというご意見もいただいています。

来年はいよいよ第10回めのコンテストとなります。節目にふさわしいコンテストになるよう委員一同知恵を出し合っていきます。

なお、今回も9社のメーカー・ディーラー様より業界を挙げての取り組みにご協賛いただきました。感謝申し上げます。

協賛企業

富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ㈱

コニカミノルタジャパン㈱

㈱ショーワ ダイヤミック㈱ 富士フイルムビジネスイノベーション㈱

㈱ムサシ ㈱モリサワ リコージャパン㈱

リョービMHIグラフィックテクノロジー㈱  合計9社

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