シンクイノベーション/ユニテックス グッズ製造を自動・ロボット化へ 缶バッジ自動機を開発・梱包まで自動化し市場へ提供、1日16万個/月300万個生産目指す

グッズの企画・開発・製造の一貫システムを提供するシンクイノベーション株式会社(本社・愛知県名古屋市中区栄、三輪直之社長)は3月3日、ロボット生産システムを開発する株式会社ユニテックス(本社・長野県駒ケ根市赤穂、高藤大議代表取締役CEO)において「缶バッジ自動機」を発表した。缶バッジ自動機は4月から生産を開始し日産16万個を製造する。三輪社長は「グッズ市場が拡大する中で製造工程のロボット化・自動化をユニテックスの協力で完成し4月から本格稼働する運びとなった。デザインデータから缶バッジの印刷、製造、梱包まで全工程の無人化、自動化により市場への円滑な供給という責任を果たし、製造工程における人手不足、人件費削減の課題を解決する」と開発の目的を述べた。缶バッジ自動機はユニテックスに設置、製造・梱包の無人化を追及し、イベントや販促、海外で市場が拡大するグッズ市場のニーズに対応する。
シンクイノベーションはスマホケースを中心に幅広いラインナップの小物雑貨印刷、Tシャツ・パーカー・トートバッグ・ジャケット・ユニフォーム等のテキスタイル印刷、アクリル加工、3D撮影・印刷加工から商品企画、製作、販売、出荷までを一本化し、グッズに関わるノウハウを駆使したコンサルティングまで行い、高い評価を受けている。
ユニテックスは「人とロボットの共存した生産ラインを作り社会に貢献する」を社是に、長野県駒ケ根市を拠点とし「人件費削減を超えて、人は人として付加価値の高い仕事を、高精度で人に負担のかかる作業はロボット化する」を理念に、人とロボットが共存する工場の企画・設計・製造行いあらゆる業種において人が行っていた「加工」「組立」「検査」「梱包」をロボットに置き換える。高度な画像処理や力覚センサーのある専用機を組み合わせ、ロボットの高精度・量産可能な生産ラインを実現する。

缶バッチやアクリルキーホルダーなど

缶バッジ自動機
缶バッジ24時間自動機
ナスカン取り付け自動機
梱包自動機
Tシャツたたみ自動機

高藤大議CEOは「お客様のニーズに合わせた自動機・省力化装置の設計、製造を社内で一貫して行い、お客様の求めているニーズ答え、AIロボットを使った新技術で生産ラインをデザインする」と同社の事業展開を説明した。

缶バッジ自動機は、シンクイノベーションの三輪直之社長、平光遼平取締役、ユニテックスの高藤大議代表取締役CEO、京澤政代代表取締役社長が出席して発表した。三輪直之社長は「缶バッジの市場は日本国内と海外で拡大している。市場の拡大を見据えて、缶バッジ自動機の自社開発に着手した。2024年にユニテックスさんに開発を依頼し、様々な製造上のアイデアや最適な生産システムを両社で追求した。完成した缶バッジの生産システムはユニテックスに設置する。次の段階ではアクリルやテキスタイルなどグッズ製造全般の自動化に取り組んでいく」と述べた。

高品質の缶バッジ

グッズ製造の自動化進める シンクイノベーション・三輪直之社長談

グッズは印刷業の新しいマーケットで、印刷物の中で様々な市場が派生しています。しかし、オフセット印刷のような大ロットではありません。小ロット多品種で短納期です。シンクイノベーションはデザイン制作から納品までグッズを一日で制作します。背景にあるのは協力会社や社員のモノづくりに対する真摯な取り組みです。今回の缶バッジの自動化はグッズのモノづくりに対する新しい挑戦です。ユニテックスというロボット生産システム会社とパートナーを組み短期間で開発しました。
缶バッジの自動機は2023年頃から検討を始め、長期的に考えてグッズの自動機は自分たちで開発しなればいけないというというところから、ユニテックスさんとパートナーを組み、様々な意見交換を交わして開発・設計、ロボットの選択、試作、改良を経て2024年10月には最終的な生産システムが完成しました。

シンクイノベーション 三輪社長

缶バッジは小ロットから大ロットまで市場が拡大しており、スピードが勝負です。そのためにロボットを使った生産システムが最適という結論から、小型ロボット数台を組み合わせた自動機を開発しました。
今後予想される様々なグッズ制作ではロボットの柔軟な運用が必須です。ユニテックスさんに設置して運用することでグッズのアクリルやテキスタイルなど梱包まで自動化し人手を要する様々な作業の無人化、ロボット化を追及していきます。
ユニテックスさんをパートナーに選んだ一番の理由はクイック(速い)です。自動化技術の実現は大きな驚きがあります。ロボットを使って様々な分野の機械を作ってきた実績が今後のグッズ製造の在り方を変えていきます。
企業の賃金はどんどん上がっていきます。人の負担を軽減することが必要です。シンクイノベーションはUVプリンター、加工機、DTFプリンター、レーザー加工機などグッズ製造の自動化を進めます。

未来の製造システムはロボットが中心に ユニテックス・高藤大議CEO談

ユニテックスはコネクタという電子部品の専用機メーカーとして30年以上やってきました。コネクタはコンピュータの基盤と様々なコンピュータのパネルを繋げて人海戦術の作業は自動化されます。これまで化粧品会社の特殊印刷技術の基準やロボットメーカーから、こんなことが出来ないかというお話を実現してきました。今まで人が行っていた「加工」「組立」「検査」「梱包」をロボットに置き換え、高度な画像処理や力覚センサーのある専用機を組み合わせることにより、ロボットだからこそできる高精度・量産可能な生産ラインを作り出します。
日本の製造会社が抱える生産ラインにおける人手不足の解消を目指し、AIロボットを使った新技術で生産ラインをデザインして参ります。

ユニテックス 高藤CEO(右)、京澤社長(左)

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