コニカミノルタ 自動スキャン分光測色計発売
コニカミノルタ㈱は9月30日、自動スキャン分光測色計「FD-9」を発売する。発売に先駆けて、世界4大印刷機材展の1つであるIGAS2015(9月11日~16日、東京ビッグサイト)、米国最大の印刷機材展GraphExpo2015(9月13日~16日、米国・シカゴ)に出展する。
<主な特長>
▽自動スキャンによる安定した測定精度
ハンディタイプの測色計FD-7/FD-5の色評価技術を踏襲しながら印刷機の出力条件を決めるためのカラーチャートを自動で測定する機能を搭載した。ISO規格に準拠した標準照明条件M0、M1、M2による測色データを一挙に取得し、手動測定に比べてより速く、安定した測定が可能。
▽これまで使用してきたカラーチャートをそのまま活用
既存の自動スキャン測色計は、その測色計に合わせたカラーチャートを作る必要がある。FD-9は、コニカミノルタ独自の画像処理技術で、印刷物の中から測色に必要なパッチ位置を認識する。このため、初めての利用者でも今までのカラーチャートを引き続き使用できる。
▽複数拠点で統一した色管理に貢献
複数の部門や取引先の印刷機に、複数のFD-9を導入すれば、全てを統一した基準で色管理することが可能。さらに、世界5極(日本、北米、欧州、中国、アジア)体制による迅速なサポート、メンテナンスサービスで、利用者のダウンタイムや作業コストの負担を軽減し、業務効率の向上に貢献する。