コニカミノルタは、印刷工程全体の業務進捗状況を見える化するWebアプリケーション「AccurioPro（アキュリオプロ） Dashboard JobManager」を発売した。

コニカミノルタは、マテリアリティ（重要課題）の一つとして「働きがい向上と企業の活性化」を掲げている。近年、少子高齢化による労働力不足と熟練技術の継承が印刷業界で課題となっているなか、2022年に「AccurioPro Dashboard」シリーズを発売し、印刷会社での管理効率化と継続的な工程改善を支援してきた。

「AccurioPro Dashboard JobManager」は、印刷データ入稿から梱包・出荷まで工程全体進捗をリアルタイムで見える化し、効率的な生産計画の作成や修正を可能にする。「AccurioPro Dashboard JobManager」をラインアップに加えた「AccurioPro Dashboard」シリーズでは、印刷工程全体のコストをさらに正確に計算できるようになった。管理や分析に関わる時間を大幅に削減するとともに、印刷物の受注、生産量、価格設定を最適化する。

【AccurioPro Dashboard JobManagerの提供する価値】

1. 業務指示と進捗状況のリアルタイムでの更新により、生産性向上とロス削減を実現

多くの印刷会社では、現場への業務指示や進捗管理をExcelファイル等と紙で行っているため、転記作業や記入ミス発生による時間のロスが課題であり、管理間接業務時間の改善が求められている。

「AccurioPro Dashboard JobManager」は、各現場のオペレーターが進捗状況を適宜入力し、管理者がリアルタイムで確認、業務の指示を更新することで、双方向で確認を要する時間や作業の抜け漏れ発生を削減し、生産効率を向上させることができる。

2. クラウド上でのプロジェクト管理で、遠隔からでも業務指示・進捗確認が可能

「AccurioPro Dashboard JobManager」は、クラウドベースのWebアプリケーションのため、梱包現場や倉庫などPCが近くにないオペレーターでもモバイル端末により操作が可能。また、外出先からジョブの進捗を確認することができるので、営業担当が顧客との商談時などに状況に応じた追加注文を受けることや新しい提案をすることができる。

3．より正確なコスト分析により、印刷物の適切な価格設定が可能

「AccurioPro Dashboard JobManager」は、印刷データ入稿から梱包・出荷まで工程全体における作業者の業務時間を的確に把握することで、印刷工程にかかる作業コストをより正確に計算できるよう、印刷会社を支援する。

2022年より販売している「AccurioPro Dashboard Essential」では、デジタル印刷機の稼働データ分析により、印刷物一枚あたりのコストをより正確に計算することが可能。二つのアプリケーションを合わせて活用することで、実データを基にした印刷物にかかるトータルコストでの損益計算が容易になる。

これにより、印刷会社にとって適切な印刷物の価格設定が可能となり、持続的な事業運営を支援する。