コニカミノルタ デジタル印刷機AccurioPressにおけるカーボン・オフセットサービスの提供を開始
コニカミノルタジャパンは、デジタル印刷機(AccurioPress)のユーザー企業がCO2 排出量が実質的にゼロになる製品を利用できるサービスを開始する。デジタル印刷機(AccurioPress)導入に際して、製品ライフサイクルで排出されるCO2 量を算出し、カーボン・オフセットに必要なCO2 量に相当するJ-クレジットをコニカミノルタジャパンが提供。これにより、顧客企業における温室効果ガス排出削減への取り組みを実現する。
コニカミノルタは、製品の省エネ性能を高めて顧客使用時のCO2 排出量を削減するだけでなく、印刷現場の生産性向上に寄与する自動品質最適化ユニット[IQ-501]や、アナログからデジタル印刷への作業工程変革による生産性向上など、抜本的なエネルギー・資源利用の抑制に寄与するデジタル印刷機を提供している。
カーボン・オフセットを実施した製品提供では2014 年から取り組んでおり、特に環境問題への関心が高い欧州で高い評価を得ている。日本国内でも昨今の気候変動問題への関心の高まっており、印刷業界でもビジネスにおける脱炭素対応のニーズを求められる機会が増えてきた。
AccurioPress におけるカーボン・オフセットサービスでは、J-クレジット制度を利用し、CO2 排出量の実質的削減に貢献することが可能となる。
コニカミノルタではAccurioPress の素材から、製造工程、物流工程、顧客の製品利用時から製品の廃棄に至るまでの全ライフサイクルで排出されるCO2 量を算出。カーボン・オフセットに必要なCO2 量に相当するJ-クレジットをコニカミノルタジャパンが販売する。これによりCO2 排出量を実質的にゼロにした製品を利用することができる。ユーザー企業が同サービスを通して購入するJ-クレジットはコニカミノルタジャパンが提示する複数のクレジットから選択することができる。
また、サービス利用製品の販売後には、ユーザー企業が環境対策に取り組んだ証として、カーボン・オフセット証明書を発行する。この証明書を利用し、制作する印刷物やユーザー企業のWebサイトで、環境対応への取り組みに関する記載が可能となる。