コニカミノルタ デジタル印刷システム「AccurioPress C14000」が日本画像学会の「技術賞」を受賞
コニカミノルタのデジタル印刷システム「AccurioPress C14000システム」が、一般社団法人日本画像学会の「令和3年度 技術賞」を受賞した。6月22日、オンラインで開催された日本画像学会年次大会「Imaging Conference JAPAN 2022」で授賞式が行われた。
日本画像学会は1958年に発足した画像技術の進歩と発展への寄与を目的とする学会で、独創性に富み、優れた実用性が実証されたイメージング技術および、その周辺技術に対し「技術賞」を表彰している。
受賞した「AccurioPress C14000システム」は、インラインメディアセンサーシステムを搭載し、オペレーターが印刷に使用する用紙を設定する際に、用紙を一枚通すことにより自動的に用紙の重さと種類を判定する。用紙の自動判別には新規AIアルゴリズムを使用し、システムに標準搭載された約300種類の用紙プロファイルから候補を提案し、オペレーターが最適な印刷設定を選択することで、簡単に高品質な印刷物を作成できる。操作が簡単になることで、設定時間が短縮されるだけでなく、新人オペレーターへの専門的なトレーニングも不要になる。
また、紙面検査システムは、汚れやスジ、さらにバリアブルデータ印刷での不整合といった不適合品を、装置の稼働を停止せずに自動検出して排出するだけでなく、不適合品が発生した場合のリカバリー印刷まで実行する。これにより、検品作業の負荷を低減、生産性向上に貢献する。
同賞ではこれらの技術が評価された。