コニカミノルタ IGAS2022出展内容を発表。「紙とデジタルの共創、理由は今ここにある」をテーマに『創注・受注拡大支援』を提案
コニカミノルタジャパン株式会社は11月24日から28 日の 5 日間、東京ビッグサイトで開催される「IGAS2022 国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展」において「創注・受注拡大支援」と「生産性向上支援」の 2 軸と DX を取り入れ、印刷会社のビジネスの成長と利益の最大化を提案する。10月20日、東京都八王子市石川町の東京サイト八王子で須田徹上席執行役員プロフェッショナルプリント事業部長、内田剛事業支援統括部商品戦略部長が出席して詳細を発表した。
須田徹上席執行役員プロフェッショナルプリント事業部長は、「IAGAS2022でプロフェッショナルプリント事業部は『デジタルシフトと創注支援』の2軸をDXで実現して印刷業界に貢献する。ミッションの背景にはスマートフォンやタブレット端末の普及によるWeb広告の増加、働き方改革や環境保全の取り組みによるペーパーレス化、小ロットニーズへのシフト、VUCA時代により先が読み難い時代となっている。印刷業界においては、オフセット資材の高騰による利益の圧迫、オフセット熟練オペレーターの不足、環境対応の課題がある。コニカミノルタは新しい印刷会社の営業スタイルの提案として、印刷にデジタルを融合させた販売促進の提案や印刷業務効率化による適時な対応を行い、印刷物が活躍し、印刷会社が頼られる存在になるための変革をサポートする。ブランドオーナー、印刷物発注者の視点で、デジタル技術との融合・活用によるプロモーションの効果の最大化し、印刷物の価値を再創造し、新たな印刷ジョブを生み出し、発注者および印刷会社双方のビジネス成長に貢献するソリューションを展示する」とIGASへの取り組みを発表した。
受注拡大ソリューション
・AccurioShine3600
2022 年 8 月新発売の UV インクジェット方式によるニス加工機と MGI 社製の箔押し機「iFoilOne」が一体となったデジタル加飾機。エンボス(厚盛り)効果のある 3D ニス加工からメタリックな表現を実現する箔押しまで、付加価値の高い加飾印刷物をシームレスに対応する。冊子、パンフレット、名刺やポスターなど、あらゆる商業印刷における印刷物の付加価値を高め、よりインパクトのある印刷物起点のコミュニケーションや収益性の高いビジネスに貢献する。
・Print バル
プリント連動型マーケティングオートメーションの「Print バル」は、 DM の効果測定やデジタルメディアでの過去の行動測定とともに、顧客管理や分析を可能にする。また、「Print バル」によって生成された顧客別 QR コード入り DM などの PDF は、そのままデジタル印刷システムで印刷することができる。印刷会社は「Print バル」を利用して、クライアントに「デジタルメディア」と「プリントメディア」を組み合わせた販促施策を提案できるようになる。これにより、多くの印刷会社がデジタル印刷を駆使してクライアントに新たなビジネス提案ができるようデジタルマーケティングとプリントをシームレスに連携させて、デジタル印刷の価値を高める。
・AccurioDX
「AccurioDX」は、印刷を発注したいと考える全ての人や企業、印刷会社、物流会社、ソリューションプロバイダーといった多様なプレイヤーが参加できるプラットフォーム。「AccurioDX」により多様なプレイヤーが共創することで、パーソナライズされた印刷物の発注工程の簡易化と効果測定を実現し、マーケティング活動における顧客満足度向上への効果を可視化する。「AccurioDX」で発注を簡便にすることでデジタル印刷の利用の場を広げ、地球環境にも配慮したマーケティング活動を支援する。
・EX 感性ソリューション
最先端の感性脳工学を利用して購買活動につながる最適なデザインを追求できるクラウドサービス。感性脳工学に基づくアルゴリズムを採用した画像解析により、パッケージ、ポスター、カタログ、ウェブサイトなどのデザインや、商品の陳列など、マーケティング活動に係わるあらゆるデザインについて、感性への働きかけを定量的に示し、説明可能な状態(Explainable=EX)にする。これにより、消費者の購買行動を予測し、購買活動につながる最適なデザインを追求することができる。
・in2site
印刷通販専用のショッピングカートと、販売価格を自動算出する印刷見積プログラムがセットになった印刷通販専用のオンラインショップ構築パッケージ。スマートフォンやタブレット端末などシームレスな利用を可能にする完全レスポンシブ Web デザイン仕様を採用し、自由度の高い設計で、お客様の業務効率化や働き方改革に貢献する。
印刷業務効率化ソリューション
・AccurioJet KM-1e with HD
29 インチ枚葉 UV インクジェット印刷機。印刷用紙適性の幅広さ、面質を生かした高品質印刷をさらに強化し、アルミ蒸着紙や透明フィルムなど多彩なメディアに対応する。高い生産性と内蔵型の自動両面印刷機構の搭載と、サードパーティー製後加工機に接続できるインターフェースによりインライン作業で印刷工程を効率化し短納期対応が可能となった。新開発のHD モードオプションを搭載することで印刷品質・ディティール再現をさらに向上した。フォト市場(写真集、証明写真、ウェディング、アルバム等)で求められる高い品質も実現し、同市場へのビジネス拡大に貢献する。
AccruioLabel 400
2023 年春発売予定の高速デジタルラベル印刷機を国内初展示する。2016 年の発売以来、全世界で 1000 台の売上を突破したデジタルラベル印刷機「AccurioLabel シリーズ」では初となるハイエンド機(最上位機種)にあたり、高速プリントと連続印刷長の延長、IQ-520 での工程の自動化により、ハイボリューム領域でも他に例を見ないオペレーションの効率化を実現した。これにより、印刷現場におけるタイムロスを最小化させるだけでなく、オペレーターの育成期間を大幅に短縮することができる。また、コニカミノルタ初の白色トナーの導入も含めてデジタルラベル印刷の付加価値を高め、ラベル印刷業界に DX(デジタルトランスフォーメーション)と新たなビジネス機会を生むシステムとして提案する。
・FORXAI 連携(開発展示)
コニカミノルタ独自の画像 IoT プラットフォーム「FORXAI」の想定活用例を展示する。FORXAI技術を活用した安全で高効率な印刷現場の自動化を提案する「未来ファクトリー」として、FORXAIパートナー(NEC)と FORXAI Imaging AI の障害物検知を連携し、AccurioJet KM-1e with HDから印刷物を自動排出・搬送を実現する。これにより、印刷現場での更なる DX 加速の可能性を提案する。
・AccurioPress C14000
A3 ワイド対応トナータイプ高速デジタル印刷機。トナー方式高速デジタル印刷機としての高い生産性と、印字位置と色調の事前調整し、リアルタイム補正を自動化する品質最適化ユニットIQ-501、断裁、スジ入れ、ミシン目処理をインラインで自動化するトリマーユニット TU-510 などにより、プリプレスから後加工までのデジタル生産オペレーション全体を大幅に効率化し、印刷事業者と印刷発注者のビジネス拡大に貢献する。
・AccurioPro Flux
印刷前工程とプロフェショナル印刷ワークフローの自動化を実現するための最適なソリューションを提供するソフトウェア。短納期・コスト抑制に対応でき、処理時間の短縮・業務効率化を目的としており、簡単な操作方法でオペレーター教育の手間を削減し、既存の印刷ワークフローのスキルレス・自動化を促進する 。
・AccurioPro Dashboard
印刷会社や企業内印刷部門をはじめとするあらゆる生産現場において、複数のコニカミノルタのデジタル印刷機の実データを一括で可視化することにより、管理効率化と工程の継続的な改善を支援するソリューション。手作業で行っていた報告書作成にかかわる時間の削減とダウンタイム要因の課題解決をスピードアップし、新たな生産時間を創出する。
【セミナー】
セミナー会場/ Smart Factory Zone 東京ビッグサイト東 6 ホール
〔紙とデジタルの共創~印刷ビジネス DX への取り組み~〕
日時:11 月 25 日(金)11:30~12:10
登壇者/:コニカミノルタジャパン株式会社 プロフェッショナルプリント事業部
事業支援統括部 商品戦略部 部長 内田剛氏
印刷業界においてビジネス全体の DX の必要性が急速に高まってきている。デジタルを活用した「創注」への取り組みと、印刷から出荷までの効率化をコニカミノルタブース展示内容のポイントを踏まえて紹介する。
〔AccurioDX~消費者とのコミュニケーションを確信した共創事例のご紹介〕
日時/11 月 25 日(金)14:00~14:40
登壇者:コニカミノルタ株式会社 プロダクションプリント事業部マーケティング部 ビジネス開発グループ グループリーダー 宮木 俊明氏、共創パートナー様登壇予定。デジタル印刷の力で、企業と消費者のコミュニケーションを革新する共創プラットフォーム「AccurioDX」。ひとりひとりの“やってみたい”から始めた共創事例を紹介する。
〔デジタル印刷における検品工程の更なる生産性向上のご提案〕
日時/11 月 26 日(土) 13:00~13:40
登壇者:コニカミノルタジャパン株式会社 プロフェッショナルプリント事業部
事業支援統括部長小山直仁氏、ダックエンジニアリング株式会社 SE 本部 デジタルプリンティング担当SEリーダー主任木村 泰幸氏
デジタル印刷での検品の自動化・効率化をサポートしてきたコニカミノルタと後工程の検品でも定評のあるダックエンジニアリングが夢のコラボを実現、検品工程の更なる自動化・効率化・見えるかによる生産性向上を実現させる。
コニカミノルタジャパン IGAS2022特設サイト
http://konicaminolta.jp/pr/igas2022