コダックは、第22回アメリカン・ビジネス賞の「最優秀ビジネス・テクノロジー・ピボット」カテゴリでスティービー賞金賞を受賞した。同賞の受賞により、コダックはデジタル印刷事業の焦点をインクジェット印刷機へと移す取り組みが成功していることを認められた。

テクノロジー移行に関して特に注目されるコダック製品は、KODAK ULTRASTREAMテクノロジーを採用したKODAK PROSPER ULTRA 520プレスと、世界最速のインクジェット印刷機であるKODAK 7000 Turbo プレス。両製品もプロダクションスピードでオフセット印刷クラスの品質を実現でき、幅広い用途に活用できる。また、上質紙、コート紙、標準オフセット紙、新聞紙、再生紙など、さまざまな基材に印刷できる柔軟性を備えている。

コダックの会長兼最高経営責任者であるジム・コンティネザ氏は「デジタル印刷事業の焦点を当社独自のコンティニュアスインクジェットテクノロジーに向けるという当社の戦略が、名誉あるスティービー賞金賞という形で評価されたことをうれしく思います。私たちはこの評価を、コダックが正しい軌道に乗っている証しであると考えています。また今回の受賞は、インクジェットの機能をさらに向上させてお客様のお役に立ち続けられるよう、当社がインクジェット製品の強化を続けるモチベーションにもなります」とコメントしている。

アメリカン・ビジネス賞は米国トップクラスのビジネスアワードプログラムの1つ。公共・民間、営利・非営利の別を問わず、そして規模の大小に関係なく、米国内で事業を展開するあらゆる組織に応募の資格がある。世界中から300名を超える専門家が審査に参加し、今年のスティービー賞受賞企業が選出された。コダックは昨年、「組織の再生における成果」カテゴリでスティービー賞金賞を受賞している。