コダックは2月27日から3月2日まで、スイスのルツェルンで開催される「Hunkeler Innovationdays 2023」で、同社の高速デジタルプロダクション印刷とエンドツーエンドのワークフロー管理を可能にする最新技術を紹介する。

コダックブースではヨーロッパで初出展となるKODAK ULTRASTREAMコンティニュアスインクジェットテクノロジーを搭載したデジタル印刷機「KODAK PROSPER ULTRA 520プレス」を出展。ロールtoロール構成で展示され、Hunkeler社のUW8アンワインダーおよびRW8リワインダー、オープンアーキテクチャのインターフェイスを介してHunkeler WI8ウェブ検査システムと統合される。実演では編集内容やマーケティングコンテンツが異なる3種の「マガログ」（商品カタログ雑誌）をライブで印刷する。また、ブースでは最高1,345 fpm（410 mpm）のスピードで印刷する世界最速のデジタル印刷機「PROSPER 7000 Turboプレス」で印刷された業界誌、カラーブック、新聞、カタログ、ポストカード、ダイレクトメールなど各アプリケーションの印刷サンプルを展示する。

ワークフローの分野ではデモを通してKODAK PRINERGY On Demandビジネスソリューションを紹介。PRINERGY On DemandワークフローオートメーションとMicrosoft Azureクラウドを搭載したPRINERGY On Demandビジネスソリューションは、印刷に特化したEコマース、MIS／ERP、コラボレーションソフトウェアソリューションが統合されている。Hunkeler Innovationdaysでは、PRINERGY On Demandビジネスソリューションがデジタル印刷ワークフローを管理し、マガログの印刷から中綴じを施した最終製品の形になるまで生産プロセス全体を披露する。

このほかコダックは2月28日に開催されるDOXNETオンサイトカンファレンスで、デジタル印刷環境におけるシームレスで効率的なワークフロー統合を実現するソリューションについて講演する。