コダック PROSPERインクジェット事業の継続を発表
イーストマン・コダック社はこのほど、PROSPERインクジェット事業継続を発表した。今回の決定は、企業運営に対する経営判断に基づき、売却先候補各社との度重なる協議を経て下されたもの。
昨年度、PROSPERは消耗品・サービスの売上が通期で40%増と、好調な業績を達成。今年度は、次世代ULTRASTREAMへの投資を含めても、エンタープライズ インクジェット システムズ事業部(EISD)は収益の改善が見込めると期待している。
コダックは今後もULTRASTREAMプログラムへの投資を継続することにしており、今後、ULTRASTREAMへの需要を加速する新たなアプリケーションを開拓するパートナー各社とも基本合意書を締結した。パートナーの富士機械工業、GOSS China、Matti、三菱重工印刷紙工機械、Utecoなど17社には、各社の印刷ソリューションへの搭載を本格的に検討してらもうためULTRASTREAMの評価キットを提供する予定。また、ULTRASTREAMベースの製品は2019年に発売される見通しとなっている。
コダックは、PROSPER事業を、継続事業としてエンタープライズ インクジェット システムズ事業部内に組み込むように財務報告の修正を予定。次回の四半期業績報告で、この変更を盛り込むことにしている。