コダック フレキソ印刷ワークフローの時間短縮を提唱
コダックは、3月27日、28日の両日、ドイツ・レンゲリッヒで開催された、Windmöller & Hölscher(W&H)社主催のオープンハウスイベント「フレキソの将来を体験する」にパートナーとして参画した。同イベントは、世界的なフレキソ印刷業界の顧客および潜在顧客に対する訴求を目指している。コダックは新しい革新的なKODAK FLEXCEL NX Ultraソリューションを米国外で初めて展示した。W&H印刷テクノロジーセンターは、コダックとW&H社のパートナーシップによる、フレキソ製版に特化したセンターで、両社が顧客に対して、FLEXCEL NX Ultraソリューションのデモを継続的に行っている。
高品質フレキソ製版では最高性能
FLEXCEL NX Ultraソリューションは、パッケージング印刷用のフレキソ製版における生産性および性能に関する新しい次元を提供する。これは水性ソリューションでは初めて、一貫して高性能なフレキソプレートを提供し、大量かつメンテナンスが少ないというニーズに対応する。コダックの革新的なフレキソソリューションは、オープンハウスではW&H社の新しいフレキソ印刷機を使用したすべてのデモで、高品質なプレートを提供した。このソリューションは、製版の内製化への適用性を持ち、顧客の課題解決を推進する。
FLEXCEL NX Ultraソリューションは、高速で環境にやさしいフレキソ製版ソリューションで、パッケージング印刷分野での他の技術に対するフレキソ方式の地位を改善。即印刷が可能なKODAK FLEXCEL NXUltraプレートを1時間以内で製作するFLEXCEL NX Ultraソリューションの能力は、オープンハウスイベントの両日でデモが行われ実証された。デモでは当日専用のイメージを使用した特別なパッケージングモチーフを使用した。
「当社は、フレキソの将来にスポットライトをあてたW&H社と提携できたこの機会をとても光栄に思っています。コダックでは常に、『次は何か?』と自問することを課題にしています。この新しいFLEXCEL NX Ultraソリューションは、開発における長年にわたる前進思考の最良の実例です。このソリューションで、確立された業界トップクラスのプレート技術を活用し、溶剤の処理に悩むことなく、安定して、容易に管理できる高度に自動化されたプロセスで印刷機を利用することができます」と、コダックのフレキソグラフィックパッケージング事業部担当プレジデントのクリス ペインは述べている。「品質で妥協せずに、管理された効率的な生産プロセスに重点を置くことは、パッケージング印刷市場でのフレキソ印刷の主導的な立場を更に強化しています」
「印刷テクノロジーセンターへお越しのお客様は、フレキソ印刷の最新の開発情報を詳しく知ることができます。我々の極めて効率的でインテリジェントな自動化プロセスは、全体のプロセスの一部であると考えています。我々は多くのパートナーと協働して、最適な全体のプロセスに対するあらゆる可能性を実証しています。迅速な移行と短期間での市場化が特に重要な課題です。我々のパートナーであるコダック社は、FLEXCEL NX Ultraソリューションによって、プリプレス作業担当者の皆様に対して、既存の機器よりも遥かに多くのメリットを提供します。自社内製版はより簡潔で高速なプロセスが可能になり、短期間の製品化を支援します」と、W&H社、印刷および仕上げビジネスユニット、テクニカルセールス担当部長Markus Bauschulte氏は、コダックとのパートナーシップについて述べる。
FLEXCEL NX Ultraソリューションは、KODAK FLEXCEL NXプレートが高評価を得る元となった、卓越した実証済みの性能を実現する。KODAK FLEXCEL NX Ultraプレートは、フラットトップドット構造を採用し、コダックのNX Advantageテクノロジーおよび特許取得済みのAdvanced Edge Definitionによる優れたインク転移制御との完全な互換性がある。厚さ0.067インチ(1.14㎜)および0.045インチ(1.70㎜)が可能なプレートは、ラベル、板紙およびフレキシブル素材によるパッケージングのアプリケーションをターゲットとしている。