コダック 「Hunkeler Innovationdays 2025」でKODAK PROSPER 7000 Turbo プレスを披露、映画を1シーンずつ高速印刷し、品質管理モニター上で映像を再現

コダックは3月4日、スイスのルツェルンで開催された印刷機材展 「Hunkeler Innovationdays 2025」 で、KODAK PROSPER 7000 Turbo プレスで印刷したアプリケーションなどを出展し、好評を受けた。

会期中に開催された業界メディアやアナリスト向けのイベントでは、コダックは、映画「ラスト・ショーガール」と2つのミュージック・ビデオ(Kesha’s JOYRIDEとAntsLive’s CAPTAIN ANTS)から切り取ったシーンを連続で印刷することで、ヨーロッパで初公開された世界最速の輪転インクジェット印刷機のスピードを実証した。これらはすべて、投影されている映画の効果をシミュレートするために KODAKフィルムで撮影された。

コダックのデジタルインクジェットプレス「PROSPER 7000 Turbo プレス」はターボモードと水性のKODAK EKTACOLOR インクを活用して 410 m/分 (1,345 fpm) のスピードで映画のカットを連続で印刷。印刷機の品質監視システムモニターを通して映画のシーンがスムーズに再生されるほど、非常に高いフレームレートでの印刷を披露した。

KODAK PROSPER 7000 Turbo プレス
KODAKフィルムで撮影した映像を、1カット1カット高速印刷し、映像を再現

この「紙の上のシネマ ショー」は出席者に感銘を与え、PROSPER 7000 Turbo プレスがダイレクトメール、商業印刷、トランザクション印刷、書籍印刷などの生産性の高い印刷に最適なソリューションであることを証明した。

コダックの取締役会長兼最高経営責任者のジム・コンティネンザ氏は「このユニークな展示で、私たちはフィルムにおける当社の伝統と高速インクジェット技術における現在の画期的な進歩をお見せできることを嬉しく思う。この組み合わせは、印刷業界に革新と進化をもたらし、最先端技術の開発に対する当社の継続的な取り組みを強調する」とコメントしている。

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