コスモテック 「工場設備・備品展 大阪」で電解式シリカ除去装置「SUKAI-40(スカイ-40)」を発表
株式会社コスモテックは、10月2日から10月4日の3日間、大阪市住之江区のインテックス大阪で開催された「工場設備・備品展大阪」で新製品として電解式シリカ除去装置「SUKAI-40(スカイ-40)」を発表した。
「SUKAI-40」は電気分解方式によって水道水中のシリカ成分の除去を目的に開発された装置であり、「電解」と「中和」の2段階処理によって効率よくシリカを除去することが出来る。シリカはケイ酸と称される、二酸化ケイ素(SiO2)及びその化合物の総称である。日本の土壌には花崗岩、英石粗面岩などケイ酸が多く含まれ、水道水にも溶け込んでいる。また、シリカは不純物の中でも「缶石」を作りやすい性質を持っており、「缶石」は水処理装置の水質低下や熱交換器の不良、ヒーター破損の要因に直結している。
従来の水道水中のシリカ成分除去を目的にした装置のほとんどは、膜フィルターを使用した純粋製造方式であり、膜フィルターを使用したシリカ除去は、短時間で効率低下や膜閉塞が起こる可能性があった。一方で「SUKAI-40」では、分離膜・凝集剤を使用せず、電気分解方式を採用することによって、排水量を最小限に抑えつつ安定したシリカ除去を実現しており、水道水直結による自動給水により、加湿器においてもシリカ除去が可能となる。