ゲッティイメージズ 米NFT企業キャンディ・デジタルと独占的パートナーシップを締結、過去170年間の作品を一般公開、取引可能に
デジタルコンテンツカンパニーGetty Images(米国・シアトル、以下ゲッティイメージズ)社は、次世代デジタルコレクティブル企業であるCandy Digital(米国・ニューヨーク、以下キャンディ・デジタル)とNFTの独占開発企業およびマーケットプレイスにする新たなパートナーシップ契約を締結した。
キャンディ・デジタルは、これまでMLBなどスポーツ分野でNFT市場に参入してきたが、このパートナーシップにより初めてアートやカルチャー分野で市場を拡大したことになる。
このたびの契約締結により、ゲッティイメージズが保有する4億6500万枚以上(1億3500万枚以上のアナログ写真も含む)の膨大なビジュアルから、NFT作品およびコレクションの多様なポートフォリオを共同で開発することになる。
それにより過去170年間の歴史を遡り、世界中のアートやカルチャー、音楽シーンでの決定的な瞬間を収めた写真がNFT市場で取引されることになる。
ゲッティイメージズが所有するアナログ写真の多くは、これまで一般に公開されたことがなく、その中には伝説的な写真家による非常に貴重な写真も含まれている。これらの作品が、デジタル作品とすることで一般に取引できるようになる。
NFTコレクターは、キャンディ・デジタル上のゲッティイメージズのマーケットプレイスを通じて、公式デジタルコレクティブルを簡単に購入、販売、取引可能になる。一次市場と二次市場での取引のほか、クレジットカードや暗号資産での購入にも対応する予定。
今回のNFTは、持続可能性があり環境にも優しいイーサリアム互換のサイドチェーンであるパームブロックチェーン上に構築される。
ゲッティイメージズ CEOクレイグ・ピーターズは今回の締結について、「今回の提携は、高品質な独占的ビジュアルコンテンツで人々を結びつけるという当社の使命を果たすものです。キャンディ・デジタルと協力し、急成長しているNFTコレクターへのサービスを拡大することは、当社と世界のフォトグラファーコミュニティにとって大きなチャンスとなります」と期待を込めている。
また、キャンディ・デジタルCEO スコット・ローウィン氏は、「写真の登場は、私たちの歴史を記録し、保存し、共有する方法における大きな変化をもたらしました。ゲッティイメージズと協力してNFT製品を開発し、過去2世紀にもわたる象徴的で貴重な写真を、新しいデジタルフォーマットで人々が体験し、収集できるクリエイティブなものにできることを嬉しく思っています。このパートナーシップは、当社の進化におけるエキサイティングなステップであり、スポーツの枠を超え、デジタルエンターテインメント、カルチャー、アートの世界におけるリーダーとして確立させるためのものです」と話し、NFT市場の拡大を喜んでいる。
今回の締結で、NFT作品はゲッティイメージズが所有するコンテンツから、数カ月のうちに提供される予定。
ゲッティイメージズは、毎年3,000万点以上の新しいデジタル資産をプラットフォームに追加しており、このパートナーシップの契約期間中、より現代的なコレクションを追加開発することになる。
ゲッティイメージズ ジャパン株式会社のコンテンツ配信サイト
https://www.gettyimages.com https://www.istock.com
*NFT・・・「Non-Fungible Token」の略で、日本語では世界で一つしかない存在であることや、「非代替性トークン」ともいう。仮想通貨に使われているブロックチェーンの技術が使われており、デジタルコンテンツなどにデータを紐づけることで、世界で一つしかないものであると証明することができる。