グローバルグラフィックス ミマキにRIPエンジンをライセンス供与、RasterLink 7開発
グローバルグラフィックスソフトウェア社(英国)は、大判インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、および3Dプリンタの大手メーカーであるミマキエンジニアリングに、2020年12月から世界中のミマキプリンタに使用できる新しいRIPソフトウェア『RasterLink7』を構築するために、『Harlequin Host Renderer』をライセンス供与した。
ミマキのプリンタは、世界中のサイン・グラフィックス、テキスタイルとアパレル、産業印刷の分野で使用されている。 RasterLink7は、パフォーマンスを向上し、品質を向上するだけでなく、スポーツアパレル、カード印刷、名札ステッカーやラベルなどのアプリケーション用にバリアブルデータ印刷などの新機能を導入した。出荷量は年間おおよそ10,000 台になると予想される。
RasterLink7は、11月4日、ミマキのサイン・グラフィックス用途向けインクジェットプリンタ新製品、JV100-160およびUJV100-160の発売発表に合わせてアナウンスされた。
日本法人のグローバルグラフィックスはミマキに迅速な技術サポートを提供している。多くの分野でミマキのエンジニアと緊密に協業し、ミマキのユーザーに有用なユニークな機能を開発。多層印刷、グラデーションの色置換、カッター用に輪郭情報のエクスポート、差し込み印刷用のジョブへテキストやグラフィックスを追加する機能が含まれている。 差し込み印刷機能は、シンプルな形式でのVDPサポートを必要とする印刷アプリケーション用に特別に設計されたHarlequinの動的オーバーレイを使用して実装された。 単一の背景ページと、CSVファイル形式で選択されるテキスト、画像などのオーバーレイグラフィックを合成する。
『Harlequin Host Renderer』は、ラスターイメージプロセッサー(RIP)。 RIPはPostScript®やPDFなどのページ記述言語を、インクジェットプリントヘッド、トナーマーキングエンジン、レーザープレートセッターなどの印刷デバイスが理解できる形式に変換する。