キンコーズ フォーバルおよび山陽製紙と業務提携、再生紙「PELP!PAPER」で企業顧客のGDXを支援
キンコーズ・ジャパン株式会社は、株式会社フォーバルおよび山陽製紙株式会社と、紙の循環型ビジネスで業務提携した。
キンコーズは、プリントオンデマンドによる必要な分を必要な数のみ提供する小ロットプリントサービスで、顧客のコスト削減や余分な在庫を持たないことによる環境負荷の軽減に貢献してきた。
2021年8月には、山陽製紙による紙資源の再生ネットワーク「PELP!(ペルプ)」の会員パートナーとなり、共に再生資源を活用したサステイナブルなプリントサービスの展開に注力している。
この循環型ビジネスでは、「古紙の回収」「再生紙“PELP!PAPER”の生産」「消費」の中で特に「消費」、すなわち利用者を広げることが循環し続ける為の課題となる。そこで、同じく「PELP!」の会員パートナーである、次世代経営コンサルタント集団のフォーバルともパートナーシップを持つことで利用者を広げ、資源の循環型ビジネスを拡大するとともに、フォーバルの顧客である中小・小規模企業顧客のGDX(グリーンデジタルトランスフォーメーション)を3社で推進する。
業務提携の内容
①山陽製紙がフォーバルの顧客から不用になったコピー用紙を回収し、「PELP! PAPER」を作る
②山陽製紙が「PELP! PAPER」をキンコーズに提供する。
③キンコーズが「PELP! PAPER」を使って名刺やポスターなどの「PELP! PRODUCT」にアップサイクルし、フォーバルの顧客に販売する。
PELP!とは
PELP!(ペルプ)は、山陽製紙が提供している会員企業から不用コピー用紙を回収し、名刺や封筒といったオフィス用品に加工して還元するサービス。オフィス古紙の再生率の低さが課題になっていたことから2012年にスタートした。
小ロットでの古紙再生技術を用い、中小企業でも参加しやすい仕組みを実現している。ペルプの特徴の一つであるKAMITORE(カミトレ:紙のトレースシステム)では、どの企業で分別された紙か、それがどんな紙製品に生まれ変わったかなど、あらゆる再生状況の追跡といったトレーサビリティも可能にしている(特許番号:第 7029688 号)。