キヤノンMJ 事業方針を説明、プロダクション等の成長分野にリソースシフト
キヤノンマーケティングジャパンは2月23日、業界紙記者会見を開き、同社のビジネスソリューションカンパニーの事業方針を説明した。
同社取締役常務執行役員で同カンパニープレジデントの足立正親氏はMFP(複合機)の2016年実績が業界全体でマイナスになる中、トータルで前年を超えたと説明した。LBP(レーザープリンタ)が厳しくなる中、流通、医療系の分野が大きく伸長。今後、プロダクションやネットワークビジュアルソリューションの成長分野へのリソースシフトを強調した。
プロダクション事業では同カンパニーPPS企画本部本部長の宮前光男氏が商品ラインアップの強化を挙げるとともに、受注、生産管理、生産までのワークフローのIT化を展開する方針を説明。加えて電子写真方式とインクジェット方式のラインアップを示し、インクジェット方式フルカラーカット機「VarioPrint i300」の近日発売予定も明らかにした。また、今年4月に開設するプロダクション機の体感型展示・検証施設「カスタマーエクスペリエンスセンターTOKYO」を紹介した。