キヤノン 検品工程と画像調整を自動化するimagePRESS向け新ユニット

imagePRESS C10010VP(インスペクションユニット・A1/センシングユニット・A1装着)
imagePRESS C10010VP(インスペクションユニット・A1/センシングユニット・A1装着)

キヤノンは2021年5月下旬、プロダクションプリンター「imagePRESS(イメージプレス)」シリーズの旗艦モデル「imagePRESS C10010VP/C9010VP」の新ユニットとして、検品工程を自動化する“インスペクションユニット・A1”および画像調整を自動化する“センシングユニット・A1”を発売する。

カタログやパンフレットなどの商業印刷物は、汚れや表裏の位置ずれ、色味の違いに対する顧客の要求が高く、より高精度な検品や画像調整が必要とされている。一方で、顧客に納品する前の検品工程で、印刷画像の目視確認や出力欠陥のあるページの再印刷など、検査作業と回復作業に多くの人手と時間がかかる。また、安定して高品質な成果物を制作するためには、オペレーターの熟練したスキルと印刷前や印刷中の画像調整に多くの作業時間を要する。

新ユニット“インスペクションユニット・A1/センシングユニット・A1”は「imagePRESS C10010VP/C9010VP」との組み合わせによりそれらの課題を解決。作業の大幅な省力化や安定した印刷品質を実現する。“インスペクションユニット・A1”は、色抜けや画像ずれ、角折れなどの様々な出力欠陥を検出し、専用のトレイに自動で排出。“センシングユニット・A1”は、これまで人手に頼っていた表裏の画像位置や色味の調整作業を自動化する。

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