キヤノン 光沢性高める新顔料インク搭載の新大判インクジェットプリンター
キヤノンは6月下旬、大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF(イメージプログラフ)」の新製品として、12 色インクモデル「PRO-4000/PRO-2000」、8 色インクモデル「PRO-6000S/PRO-4000S」の計 4 機種を発売する。
新製品はいずれもインクジェット印刷のコア技術を刷新し、新開発顔料インク「LUCIA(ルシア)PRO」、新開発プリントヘッド、新画像処理エンジン「L-COA(エルコア) PRO」、新開発の高剛性フレームを採用することにより、写真やプルーフ(色校正)、ポスターなどの高画質プリントを実現した。本体サイズの幅を従来機種から約 30cm削減し、限られたスペースで設置することができる。併せて発売するロール紙「耐水ポスター合成紙(マット)」により、色鮮やかで耐候性に優れた屋外掲示用ポスターを作成することが可能。
新顔料インク「LUCIA PRO」は色材をカプセル化し、用紙上に色材の配置を高密度にする。これにより発色性が向上するとともに印字表面の平滑性が増し、散乱光が抑制され、高い光沢性が得られる。
【高画質「PRO-4000/PRO-2000」】
12 色モデルの「PRO-4000(B0 ノビ対応)/PRO-2000(A1 ノビ対応)」は、新開発顔料インク「LUCIA PRO」を搭載し、優れた発色性を実現。光沢紙・半光沢紙への印刷時は透明インク「クロマオプティマイザー」を使用することで、黒や暗部の表現力が向上し、高画質でプリントする。プロフェッショナルのニーズを満たす高画質を追求し、キヤノンのイメージング技術の粋を集めた製品群を象徴する「レッドライン」を本体に施した。
【高画質と高生産性の両立「PRO-6000S/PRO-4000S」】
8 色モデルの「PRO-6000S(60 インチ対応)/PRO-4000S(B0 ノビ対応)」は、プリントヘッドに
基本 4 色を左右対称に配置することで、双方向印刷時に色の重なる順番から生じる色ムラを低減するとともに、印刷スピードを従来機種から約 11%高速化した。