オンデオマ プラチナナノ粒子による新しい抗菌・抗ウイルスの名刺づくり開始
オンデオマは、多様な紙の風合いをいかしつつ抗菌・抗ウイルス加工を施したこれまでにない「抗菌・抗ウィルス名刺」を6月7日より販売開始する。
新サービスの特長は、紙の風合いをそのままに抗菌・抗ウイルス加工ができ、40種類以上の紙に対応が可能。デザインにとらわれることなく、最小ロット20枚から抗菌・抗ウイルス名刺を提供する。
今回、同社が提供する抗菌・抗ウイスル加工は、プラチナ(白金)を4ナノメートルというナノサイズに微小化した“プラチナナノ粒子”を主成分とした専用液「プラチナナノ粒子配合液」を使用した“プラチナナノコーティング”によるもの。プラチナナノ粒子配合溶液は、さまざまな検査機関で試験をし、99.8%以上の抗菌・除菌・抗ウイルスのエビデンスを取得している。
プラチナナノ粒子配合溶液を印刷物へ噴射し、抗菌・抗ウイルス成分を固着することで、効果は90 日以上(使用内容による)とされている。
プラチナ(白金)は、金属類の中でもゴールド(金)と同様に厚生労働省から食品添加物として認められた素材。一般的な除菌で使用される成分よりも、より安全な素材なうえ、抗菌・消臭・抗ウイルス・抗酸化などの効果が、検査機関より認められている。これにより、印刷物から安全・安心の働ける環境づくりの準備を行うことができる。
商品化の背景として、コロナ禍で名刺の交換が減り、生活様式も変化する中で安全に名刺交換する方法とは何かを追及した結果であるとしている。
現在までの抗菌加工の仕方は、紙に練りこむか、紙にコーティング加工を施すの2つが主流となっていた。しかし、練り込んだ場合、印刷して表面を塗つぶしてしまうと抗菌効果が損なわれる。一方、ニス等でコーティングする場合は、紙の風合いが損なわれる。そうなると、使う紙を選べない、あるいは紙の風合いをなくしてしまうことになる。印刷クライアントにおいて、用紙を選ぶ理由について、見た目や手触りが重要となってくる。そこで同社では、紙の風合いをそのままに、出来るだけ多品種の紙に使用出来る方法を模索することとなった。
またこれまでの抗菌・抗ウイルスで採用する成分の“銀”は、アレルギーの人もいる。加えて“酸化チタン”も、人体への影響がしっかりしていない上、光触媒として採用が主流で、輸送中に光を遮断する物には効果が期待できない。加えて、これらはエタノールを入れている物が多く、エタノールもアレルギーがある人もいるため、避けたい物質となった。
人体に影響が少なく、光や風に頼らず抗菌が持続出来る物として探していたところ、“プラチナ”を元とした人体にも無害が証明されている抗菌液を開発している組織とめぐり合い、協力によって、約1年かけて製品化が実現した。
“プラチナナノ粒子”を主成分とした専用液を塗布することで、質感を損なうことなく、一般的なコーティング剤よりも成分が細かいことから用紙の見た目や風合いに影響を及ぼさないものが誕生した。
ナノ化したプラチナが繊維の隙間に入り込み、長期間、抗菌・消臭・抗ウィルス効果が期待できるなど安全性が高い。
なおオンデオマでは現在、小ロットでの対応のみとなっているが、同様の事業を始めたい場合には、オンデオマから機材・液などを購入する事もできる。
【問い合わせ先:株式会社オンデオマ】
BtoB 印刷部ドットコム e-mail: support@houjin-meishi.com
BtoC ライオン名刺 e-mail: support@lion-meishi.com