エプソン販売 「あっと驚く体験型プリントテクノロジーのアイテム展」をエプソンクリエイティブスクエア赤坂で開催、「Trickprint®」でXRと同等の体験を提供
エプソン販売株式会社と株式会社SO-KENは7月25日、26日の両日、エプソンクリエイティブスクエア赤坂で、初日に印刷会社向け「ブルーオーシャンに参画できる新規事業開発の体験セミナー展」、2日目に企画会社向け「あっと驚く体験型プリントテクノロジーのアイテム展」を共催で開催した。
25日に開催された「あっと驚く体験型プリントテクノロジーのアイテム展」では同社が提供するプリンター「SC-V7000」と「SC80650シリーズ」を用いて制作出来る「Trickprint ®」の技術が紹介され、印刷物でありながらプリントされたデザインが変わる新技術が展示された。
「Trickprint ®」は印刷物でありながら見る角度を変えたり、フラッシュ撮影を行うといった、直感的な動作を行うことで、デザインが変わる仕掛けを施すことが出来る印刷技術の総称。VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)を総称するXRと同等の体験を印刷に反映させることが出来る。
当日の展示では、見る角度を変えることで異なるデザインに変わる「ペローズプリント」、フラッシュ撮影をするとデザインが切り替わる「フラッシュプリント」背面からライトを照射することでデザインが変わる「リライトプリント」印刷面を水で濡らすと色やデザインが浮かび上がる「ハイドロプリント」太陽光を当てると隠れたデザインが現れる「ソーラープリント」ブラックライトを照らすとデザインが浮かび上がる「ブラックライトプリント」等が展示された。
また、同日にはセミナー「印刷に残された最後のフロンティア、エプソンのプリンターで参画できる5,000億円規模の体験消費(エンターテインメント)市場ブルーオーシャンへ向けた新規事業開発」が開催され、現在成長途上の「体験価値」を求められる体験消費(エンターテインメント)市場を紹介。Trickprint ®の技術を用いて、従来の印刷市場から、体験消費市場を開拓していくことのメリットが述べられ、実際の導入事例や競合になり得るデジタルXRとの価格の比較、異なるメリットなどが紹介された。
「Trickprint ®」は同社純正プリンター「EPSON SC80650シリーズ」と「EPSON SC-V7000」と一般流通している機能性の市販用紙を用いることで製造することができるため、セミナーでは「Trickprint ®」の導入に特別な機器や用品を揃える必要はなく、デジタルXRと比較をした際に安い価格で印刷出来ることなどが紹介された。