エプソン 自宅での印刷状況が把握できる企業向けプリントサービスを開発
エプソンは、クラウドサービス「Epson Connect」を使用し、在宅勤務時における印刷履歴を、エプソンのポータルサイトで把握できる新サービスを開発し、2022年2月にサービスを開始する。同サービスを利用することで、印刷ファイル名、印刷枚数、用紙サイズ、カラー/モノクロなど、従業員の印刷情報を把握できるようになり、自宅での印刷におけるセキュリティ向上に加え、印刷費補助の検討にも役立てることができる。さらに、従業員が自宅で印刷できることによる業務効率化に貢献する。
新サービスは、クラウド(Epson Connect)を経由させ、自宅に設置した対応プリンターで印刷する。専用プリンタードライバーにより、印刷ログを取得できるのでセキュアな印刷環境を実現し、企業管理者はエプソンのポータルサイトで業務に関わる印刷ログを確認できる。
対象機種は、Epson Connectに対応したエプソン製のプリンター。(対象機種についてはホームぺージから確認)
エプソンでは、在宅勤務における印刷状況について調べたところ、従業員1,001名以上の企業で、自宅でのプリンター利用が認められている割合は42%と半数に及ばず、従業員の「印刷環境」が整っているとは言い難い状況であった。その背景には、従業員の印刷履歴を企業側が把握できず、印刷監視ができないといったセキュリティ上の課題があることもわかった。
今回の新サービスでは、企業が従業員の業務に関わる印刷のログを取得することで、従業員の情報漏えいリスクを事前に抑制するだけでなく、万が一漏えいした際にも印刷ログによる追跡が可能となり、安全な印刷環境を提供する。