エックスライト社 分光測色計eXactの次世代機『eXact 2』を発売、ビデオターゲティングなど新機能搭載

X-Rite(エックスライト社)は、世界中のブランドオーナー、印刷業者、包装印刷業者、インクメーカーが素早く簡単に測色でき、カラーマネージメントやワークフローを効率化することができる『eXact 2(イグザクトツー)』分光測色計シリーズを発売する。

新製品は印刷、インク、パッケージング業界のカラープロフェッショナルのニーズを満たすために設計された次世代型のカラーメジャメント機器。素早く、正確かつ使いやすく、複数基材の印刷物の色を測定することが可能になる。さらに、ワークフローを合理化することにより、無駄を省き、収益力の向上を支援する。

eXact 2では、高解像度カメラと市場初のビデオターゲティングテクノロジー『MantisTM』を搭載。測定位置を素早く正確に設定でき、見るものをそのまま測定することができる。また、従来機より30%拡大した表示画面と45°まで傾くチルトディスプレイを備えており、印刷機から本体を持ち上げる必要がなく、遠くにある測定物の表示も確認でき、プレスシートを一日中測定する印刷コンバーターの負担を軽減する。

eXact 2

デジタルルーペ機能は最大10倍までのダイナミックズーム機能を備え、ビジュアルチェックを可能にした。印刷の欠陥を適切な場所を捉えて検査し、測定したデータを保存や画像データとして書き出しすることも可能。メニュー構造もシンプル化し、1~2回のタップでビデオとデータにアクセスする。メニューのアクセス時間を短縮し、初めて使用するオペレーターでも直感的に操作することができる。

新製品で採用されている非接触の光学設計は、ウエットインクの測定時にも測定サンプルによる汚れを極力抑制。さらにインダクタチャージの非接触充電方式を採用し、ドッキングステーションに置くだけで充電が完了する。

Wi-Fi への接続が可能なeXact 2では、デバイス最適化のための『NetProfiler(ネットプロファイラー)』、インク調色『Ink Formulation(インクフォーミュレーション)』、印刷品質管理『ColorCert(カラーサート)』、デジタルカラーコミュニケーショ『PantoneLIVE(パントンライブ)』、デバイスパフォーマンス管理サービス『X-Rite Link(エックスライト リンク)』等、豊富なソフトウェアやライブラリと同時に利用可能。Japan Color、G7やPSO をサポートしており、品質基準を従来比で17%速く達成することができる。

測定できる素材は紙をはじめ、軟包装材から段ボール素材まで、幅広い用途の測色ニーズに対応。測定目的によって、eXact 2、eXact 2 Xp、eXact 2 Plusの3モデルから選択することができる。

【サービス一覧】

・eXact 2 Suite

eXact Manager の進化形で、ライブラリ作成をはじめ、eXact2の管理に必要な様々な機能を提供。従来のジョブ管理はもちろん、マイツールでユーザーや作業ごとに必要な設定を一度に、素早く変更することができる。。

・X-Rite Link

保有するX-Rite 装置の管理を一元化し、それぞれの機器の状態が一目で分かるようにビジュアル化し、グループ内やパートナー間で情報をシェアすることが可能になる。また、プッシュ機能により、ライブラリや装置の設定を簡単に共有することが可能。

・NetProfiler3

手元でeXactの測定精度を検証、最適化するためのツール。エックスライト社に機器を送付することなく、eXactの測定精度を検証、最適化のための補正テーブルを作成、機器へセットする。

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