エックスライト クラウドベースのインク調色・品質管理プラットフォーム「Autu™ Ink(オーチュラ・インク)」を販売開始、次世代型のインク開発を支援
エックスライトは、インク開発を加速するクラウドベースのインク調色および品質管理ソリューション、「Autura(TM) Ink(オーチュラ・インク)」の販売を開始する。
同社が実績を持つInkFormulationソフトウェアの技術を活用したAutura Inkは、オフセット、フレキソ、グラビアおよびスクリーン印刷インクの調色計算、レシピ保存、承認、検索および品質管理に関する全てのニーズに対応し、安全で一元化されたプラットフォームを提供する。
「Autura Ink」はサーバーレスかつセキュアなアーキテクチャ上に構築されており、直感的なユーザーインターフェースにより容易に導入することができ、オペレーター向けトレーニングの必要性を最小限に抑える。また、eXact 2に代表されるX-Rite分光測色計およびPantoneLIVE(TM)デジタルスタンダードと統合され、コネクテッド・カラーワークフローを実現する。
Autura Inkは、インクの調色計算、品質管理、およびPantoneLIVE間のデータ共有を簡素化する。ユーザーは、インク配合を検証するためにアプリケーションを切り替える必要がなくなり、Auturaプラットフォーム内でシームレスに行えるようになる。
Autura Inkを使用することで、印刷オペレーターはインクのばらつきを素早く特定し、色のマッチング不良によるダウンタイムを最小限に抑えることができる。統合されたBestMatch(TM) 機能により、オペレーターはインクが色の仕様範囲内であるか、またはレシピの調整が必要であるかを素早く判断することが可能。印刷時のインク色が色の仕様を満たしていない場合、Auturaのクイック修正機能が必要なインク配合の追加投入量を表示するため、素早くオペレーションを再開でき、刷り直しも削減する。また、材料の再利用を促進することで、印刷生産における持続可能なアプローチを導入することができる。
Autura Inkでは、特定の顧客のケースに合わせた任意の設定を保存でき、インク調合の合否判定テンプレートを作成することで、再現性と生産性を向上させることが可能。テンプレートを使用することで、ユーザーは品質を犠牲にすることなく、多様な調色要件を効率的に処理することができる。