ウチダテクノ ワークオフィス機能を持った新ショールーム『UCHIDA VALUE CREATION LAB』
ウチダテクノはこのほど東京都中央区新川に、プリント加工のワークオフィス機能を持ったショールーム『UCHIDA VALUE CREATION LAB』をオープンした。機器の展示や実演、検証に限らず、ユーザー自身による印刷商材の試作や、オフィス空間のデザイン・設計の相談の場となる。
パーテーションで仕切られていない新ショールームでは、ICT空間を容易に構築できるシステムユニット『スマートインフィル』が使用されている。フレーム内に配線を収納するとともに、プロジェクター、スクリーンが設置され、開放的でオープンな印象を与える。
エントランスの両脇にはユーザーの製作物を展示。ユーザー同士のコラボレーションのきっかけや、ビジネスアイデアの発露のスペースとなる。
設置しているプロダクションプリンターは、富士フイルムビジネスイノベーションの『Versant 180 Press』とリコーの『RICOH Pro C5300S』で、サンプルワークのプリントやデモデータの出力が可能。ユーザーがこの場でプリント出力することで、ワーク準備などの時間を有効に使うことができる。
プリンタースペースの側には表面加工機器とカッティングマシンを設置。フォイル&ラミネーターの『FoilGlazer』、新製品の『DC-XⅢ』では付加価値の向上を提案する。カッティングマシンの『AeroCutX』、『AeroCut nano+』、『Aeroダイカッター』、折り機の『EZF』では名刺やカード、パンフレットなどがその場で簡単に作ることができる。
計数品質管理のスペースには、紙枚数計数機『カウントロンX』、『カウントロンA200』、『カウントロンN2500』、『カウントロンT5』などの主力機を展示。計数の機械化による効果的な人員配置、作業の効率化による生産性の向上を紹介する。現在、『カウントロンA200』にはWiFi機能を搭載し、遠隔での計数作業の確認、計数結果の記録を実演している。
包装関連では、帯掛機『テーピット』、シュリンク包装機『SL55』を設置。『テーピット』は機械組込みも可能で、実機に組込みされたマシンも展示されている。『テーピット』の収益金の一部はセーブ・ザ・チルドレンの活動にも使われている。
ショールームの一角には協業ロボットの研究スペースを設けた。ここではユーザーとともに、人との作業連動プログラムの構築、帯掛機やセンサー付きコンベアとの連携などロボットを利用した作業を考えていく。
このほかショールームのインクジェットプリンタの研究スペースでは可変印刷やQRコードを利用したビジネスなども検証していく。
ショールームは完全予約制。カメラも用意されており、オンラインデモも可能となっている。
場所:東京都中央区新川2-1-9 石川ビル1階