アドビシステムズ 新元号「令和」の合字をAdobe Fontに追加、対応をサポート
アドビ システムズ は、4月1日に発表された新元号「令和」に対応する各取り組みを発表した。
従来から、コンピュータに搭載されている日本語向け文字コードの中には、「明治」「大正」「昭和」「平成」の各元号を構成する2文字を全角1文字に圧縮したデザイン(いわゆる合字)が提供されている。この度の改元に伴いアドビでは、新元号『令和』の合字の作成を、4月1日から開始した。
なお、新元号『令和』の合字は、Adobe Fontsの「小塚明朝」「小塚ゴシック」「源ノ角ゴシック」日本語、およびPan-CJKフォントで追加される。
アドビは、クリエイティブ制作ソリューションとして、Adobe Creative Cloudを提供しており、Adobe Fontsは、そのサービスの一つ。
今回、新たに作成される合字は、『国際符号化文字集合(UCS)』にも含まれ、日本語フォントやPan-CJKフォントで利用でき、新元号の合字もU+32FF の文字コードが割り当てられ、UCSに収録の予定となっている。アドビでは、『令和』の縦組・横組用の2つの合字を作成し、Adobe Fontsから提供するアドビのフォントに段階的に追加していく予定としている。
なお、『令和』の合字の詳細は、4月10日「#フォントの日」に行われるオンライン番組「Creative Cloud 道場」にて発表する予定。