アドビ 新社長に神谷知信氏が就任
アドビは、4月12日付けで役員人事を行い、代表取締役社長に神谷 知信(かみや とものぶ)氏が就任した。これに伴い、これまで代表取締役社長を務めていたジェームズ マクリディ氏は退任した。
新社長の神谷氏は、アドビのデジタルメディア事業統括本部バイスプレジデントとして、Creative Cloud及びDocument Cloudからなるデジタルメディア事業の製品及び販売戦略を含む事業全体を統括してきた人物で、2014 年 10 月入社以来、アドビが自ら推進してきたデスクトップからクラウド、サブスクリプション化へとデジタルトランスフォーメーションをリードしてきた。
今後はデジタルメディア事業に加え、アドビのデジタルエクスペリエンス事業を含めたすべての国内のビジネスおよび組織を統括する。これによりアドビが提供するExperience Cloud、Creative Cloud、Document Cloudの3つのクラウドビジネスの包括的な推進、加えてOEM事業を更に強化していくとしている。
神谷氏は就任にあたり、「日本は現在、少子化、国際競争力の低下、AI化に加え、長期化する新型コロナウイルスの影響により、まさに大きな変革期を迎えています。アドビはこのような時代を支えるデジタルトランスフォーメーションのリーダー企業として、社会そしてコミュニティに大きな貢献ができると確信しています。さらにアドビのビジネスの核ともいえる『クリエイティビティ(創造性)』は、これからの日本にとって重要な役割を担えると考えています。今後ともアドビ社員がチーム一丸となって、日本のお客様に優れたサービスとソリューションを提供することで、さらなるビジネスの成長を推し進めてまいります」とコメントしている。