アグフア IoTで無人化CTPルームを監視し、トラブル防止、迅速復旧
日本アグフア・ゲバルトは、プリプレス設備のコンディションを可視化するとともに、故障予兆を検知し、遠隔地間操作で高いレベルのサポートを実現する新サービス「アドバンスド リモートサポート(ARS)」の提供を開始する。
アグフアは、昨年「プリプレスのファクトリーオートメーション」をテーマに様々な自動化を実現する新製品を発表した。1,200枚のプレートが一度に搭載可能なCTPパレットローディングシステム「エキスパート・ローダー」や、版曲げから印刷機ごとの振り分けを自動化する「プレートトランスポーテーションシステム(PTS)」によって実現されるCTPルームの完全無人化は、製造における人的ミスを予防するだけでなく、プリプレス工程全体の作業効率アップにつながる。
「ARS」は、無人化を実現した事によるCTPルームの管理・監視不足の懸念を、アグフアが強力にサポートするシステム。プリプレス用に特化したIoT技術を用い、アグフアサポートセンターがアグフアシステムのセンサーからの情報や映像をリアルタイムで直接モニタリング。トラブル発生時にはユーザーの手を煩わせることなく、電話連絡の前に復旧作業がスタートできる環境を構築する。またトラブル対応だけでなく、日々のモニタリング情報を解析し、メンテナンスも実施。アグフアのサポートチームがポリシーとしている「トラブル未然防止」を実現するため、トラブル予兆を検知し、未然にトラブルを防ぐ対応を行う。