アグフア インクジェット用インクの生産能力を増強、製造工場拡充
アグフア(ベルギー)は拡大を続ける市場の需要に応え、インクジェット用インクの生産能力を大規模に増強する。
同社のワイドフォーマットインクジェットプリンタは世界的に導入が進んでおり、日本国内でも性能とサポート体制が高く評価され、順調に設置台数を伸ばしている。世界的な設置台数の拡大に伴い、UVインクの出荷量が増加傾向にあることを背景に製造工場の拡充を決定した。
アグフアの新工場は製造部門以外に研究開発部門や品質管理部門も設置し、既存の製造工場と合わせて柔軟で効率の良いプロダクションセンターとなる。中長期に渡って期待される成長率を考慮した上で、市場規模に対応できる生産能力を確保する。
アグフアは高品質・高性能UVインクジェットプリンタのメーカー、またプリンタ用のインクメーカーとして高い評価を得ており、現在、インクジェットビジネスが同社の中でも成長している事業の一つとなっている。アグフアのインク製造工場は、20年をかけて、試作用の小ロット生産から生産用の大ロット生産に対応するインクジェット用インクの生産施設の土台を固めてきたが、今回は、今後更に成長が期待されるUVインクジェット印刷市場の需要に応えるための新たな投資となる。