【page2018】江東錦精社 ラミ機の新製品2機種発表 PODに適した後加工機器
江東錦精社は2月7日(水)から10日(金)までの3日間、池袋のサンシャインシティで開催されるpage2018で、新製品のフィルムラミネータ2機種を発表する。
同社は多品種・小ロット、オンデマンドに適した後加工機を揃え、ユーザーの付加価値向上を支援している。今回、追加した製品は韓国GMP社製のフルオート(ストリーム方式)フィルムラミネータ「QTOPIC‐380 AUTO DUAL」、セミオート(手差し)フィルムラミネータ「QTOPIC‐380 DUAL」。両機種とも最大用紙寸法380×500mmで、多品種小ロットに対応する。フィルムは2,000m巻を装着可能。カンチレバーシャフトにより簡単にフィルムを変えることができるほか、タッチスクリーンパネルを搭載し、操作性が高いのも特徴となっている。また、新製品としてレヨーン工業製の紙面除塵装置「RAYON Clean Roller」が出展される。フィルムラミネート、液ラミネートの前工程で印画紙などの紙面のゴミを除去する装置で、品質安定、向上の周辺機器として注目される。
ブースではトナー適性が高い好評の液ラミネーター「Kompac Ez koat15 Pro+Feeder」も出展する。米国・コンパック社のOEMライセンス契約による国内生産のため、サポート面も安心。用紙搬送ベルトにバキュームテーブルを採用し、給紙・搬送時の紙の暴れを防止し安定した給紙を実現したほか、コーティングユニットからUVキュアリングまでの距離を延長することで品質が向上した。処理速度は従来機よりも最大20%向上。毎分14mの処理が可能になった。臭気対策としてはUVランプ冷却兼用のバキュームブロアーを採用した。
「TOUCHLINE CP375DUO+TCF375」はオンデマンド印刷に適した加工機で、2つ折りカードやポイントカード、会社案内、メニュー、振込用紙、レーザープリンター伝票のミシン入れ、チケットの半券ミシンなど様々な加工に対応する。長尺660mmにまで対応し、近年、需要が高い3つ折り、Z折りも可能。とくに筋入れ、折りのワンパス加工で折り加工時の背割れの問題を解決する。
操作はタッチスクリーン方式。サイズ入力、微妙な位置調整が容易なほか、アイコンで加工方法や使用する加工ユニットを選択することができる。メモリに登録すればすぐに加工の仕様を呼び出すこともできる。
最大加工スピードはA4で5,000枚/時。最大用紙サイズ375×660mm。オプションで375×1050mmまで拡大する。用紙厚は筋押し加工時で最大0.4mm、ミシン加工時で最大0.3㎜。今回はCF375も出展する。