【page】日本アグフア・ゲバルト 2タイプの新プレートを発表、UV対応現像レス、機上処理を加える

日本アグフア・ゲバルトは2月8日から28日まで日本印刷技術協会主催の「page2021 オンライン」に出展する。今回は2タイプの新プレートを発表する。

ガム洗浄タイプのプレート「アダマス」
ガム洗浄タイプのプレート「アダマス」

新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、ビジネススタイルは新しい常態の「ニューノーマル」に沿ってテレワークなどが強制的に動き出した。日本アグフア・ゲバルトは印刷業界の製造プロセスにおけるニューノーマルを創造すべく、page2021オンラインで新しい考え方や仕組み、働き方など業界の今後のあるべき姿を提案する。

【主な出展製品】

<現像レスプレート/現場改善プログラム>

UV印刷機対応機上処理タイプのプレート「エクリプス」
UV印刷機対応機上処理タイプのプレート「エクリプス」

AZURA(アズーラ)

定評のある検版できる現像レスプレート。その独自の技術によってもたらされる水を絞った〝速乾印刷〟は印刷製造コストの削減から品質向上、働

き方改革の実現など様々なメリットをもたらす。また、アズーラによる速乾印刷に取り組み、「工場の改善で印刷会社全体の変革を目指す」という志を持つユーザーが集まり、速乾印刷の効果を最大化する目的で実施している「工場長サミット」の取り組みを紹介する。

ADAMAS(アダマス)(新製品)

高耐刷・高生産ガム洗浄タイプのプレート「アダマス」を新製品として発表する。アズーラで定評のあるガム洗浄方式であることで優れた検版性と網点安定性を持ちながら、新開発の高感度サーマルフォトポリマー技術の採用により生産性と耐刷性にも優れた現像レスプレートになっている。要望の多かったUV印刷にも対応可能な新機軸のガム洗浄プレートを紹介。

ECLIPSE(エクリプス)(新製品)

UV印刷機対応機上処理タイプのプレート「エクリプス」を新製品として発表する。機上処理タイプでありながら、高い画像コントラストを実現し、目視での検版が可能。アグフア独自の発色メカニズムの採用により、露光直後のみでなく数日後も検版可能な状態を維持する。さらには、機上処理方式の課題とされる印刷機・湿し水の汚染についても、塗布膜設計の最適化によって汚染レベルを最小限に抑えることに成功。現像レスプレートの先駆者であるアグフアが機上処理プレートを提案する

<ファクトリーオートメーションシステム>

エキスパート・ローダー
エキスパート・ローダー

Expert Loader(エキスパート・ローダー)

国内で導入が加速している一度に最大2,400版が搭載できるCTPパレットローディングシステム。今までのようにオペレーターによる頻繁な版の装填を不要とし、版の梱包材のゴミもなく、無駄な労働力の排除、CTPの長時間無人運転を可能にする。CTPの無人運転は、オペレーターの「密」を避け、コロナ感染リスクを抑えるソリューションとしても注目されている。

Plate Transportation System(プレート・トランスポーテーション・システム)

CTP出力後のプレートの版曲げから印刷機ごとの振り分けを自動化するシステム。これまで人を介していた作業を自動化することにより版キズや曲げミスなどの人為的ミスをなくす。エキスパート・ローダーとの組み合わせにより高いレベルの刷版自動化が行える。実際の運用事例を交えて次世代の工場運営を紹介する。

<クラウドワークフローソリューリョン>

APOGEE 12(アポジー12)(新製品)

プリプレスの効率化を強力に推進するアポジーの最新バージョンを紹介。最新バージョンの12では、Webベースで入稿からCTP出力までのプリプレスのジョブを管理し、より一層のリモートワーク環境を提供する。さらに、印刷業界に加え、昨年新聞印刷業界への導入も進んだ「アポジー・クラウド」の導入事例も動画で紹介する。

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