【JAPAN PACK】ミヤコシ 「軟包装 新時代」をテーマに3つの印刷方式を提案~水性インクジェット、水性フレキソ、EBオフセット
株式会社ミヤコシは2023年10月3日から6日までの4日間、東京ビッグサイトで開催される「JAPAN PACK 2023(日本包装産業展)」に出展し、生産効率の向上と環境対応の両立に向けた印刷ソリューションを提案する。
日本の軟包装市場を取り巻く環境はここ数年で大きく変化している。市場の激化やコスト高騰、深刻さを増す労働人口の減少や技術継承問題など、従来から指摘されてきた製造業 自体の問題に加え、昨今では、持続可能な社会の実現に向け、リサイクルをはじめとした環境への配慮や、脱溶剤化に代表される労働衛生環境の改善など、新たな問題が急激に注目を集めている。
現在、日本の軟包装印刷では、その性能と汎用性の高さからグラビア印刷が広く普及しているが、小ロット対応も含めた生産体制の適正化と地球環境に配慮した原材料の採用など、持続可能な社会の実現に向けた変化が今後ますます強く求められると予測される。
ミヤコシではこのような現代で市場が直面する課題として「生産効率の向上と環境対応の両立」を挙げ、JAPAN PACKでもそうした背景を受けて各種ソリューションを出展する。
会場では環境負荷を軽減しながら、ボリュームゾーンに合わせた生産体制の確立を実現 する「水性インクジェット」、「水性フレキソ」、「EBオフセット」の3つの印刷方式を紹介。 さらに、現場のムリ・ムダを抑制する自動化やスキルレスなど時代に合わせた提案も各種用意する。
【主な出展内容】
消費者志向の多様化と極小ロットへ の対応を実現
水性インクジェットプリンター MJP30AXF
消費者志向の多様化と極小ロットへの適応は今後も留まることのない市場で、デジタルの機能性と安心安全な水性インクを活かしたMJP30AXFは、国内外で設置実績を増やしている唯一の軟包装用水性インクジェットプリンター。オペレーター不足の解消や損紙の削減を特長とし、特に グラビア印刷機では全く非効率な小ロット領域での生産を強力に後押しする。
環境負荷を限りなく減らし幅広い素材で大ロットへの対応を実現
CI型水性フレキソ印刷機 MCI1000-W
海外では多く使われているCIフレキソ機は、その多くが油性インキをベースに設計されている。ミヤコシは日本特有の水性フレキソインキに特化したCI型水性フレキソ印刷機を開発。水性インキが樹脂版の上で乾燥してしまう版カラミの課題を解決し、高い操作性を目指した大~中ロットの領域でポテンシャルを発揮する国産最新機種MCI1000-Wを紹介する。
コスト生産性を高めながら小中ロットへの対応を実現
ライン型EBオフセット印刷機
2012年からミヤコシはMHLシリーズとして、ナローウェブ・オフセット技術の軟包装活用を進めてきた。オフセット印刷は高い環境性能を有しながら、版が廉価で小中ロットに適している。Electron Beam(電子線)を使ったインキ硬化装置とEBオフセットインキを使用した参考用途例を解説する。