【IGAS2018レポート】リコージャパン ライブデモでチェーンストア、同人誌の解題解決を提案

RICOHブースのライブデモ
RICOHブースのライブデモ

リコージャパンはIGAS2018で、『「好機到来」―DIGITAL & Smart―』をコンセプトに、デジタル印刷によるビジネス創出、効率生産を提案した。会期中はホリゾンブースとも連携し、印刷生産のスマートファクトリーも示した。

メインステージのライブデモでは小ロット・多品種の効率生産を実現するソフトウェア『RICOH TotalFlow BatchBuilder』(以下、バッチビルダー)を中心に、チェーンストアのPOPの差し替えや同人誌の納期短縮を実演。不揃で納品されるPOPの差し替えに、時間がかかっていたチェーンストアに対し、陳列順にPOP納品するフローを紹介した。具体的にはホリゾンの製本ワークフローシステム『PxNet』と連携してスリッターを自動でセットアップ化し、印刷したPOPをセットするだけで陳列棚順にカット。また、印刷時もバッチビルダーで厚紙、ユポ、上質紙な

厚紙対応、出力速度を高めたRICOH Pro C9200
厚紙対応、出力速度を高めたRICOH Pro C9200

どの用紙ごとにジョブを括り、定着温度が低い順に出力することで待ち時間を減少するソリューションを披露した。

同人誌の実演では、バッチビルダーでWeb to Printから入稿された表紙データと本文データを括り、RICOH Pro C7200Sで特色を使って表紙を、RICOH Pro C9200で本文を印刷。ホリゾンブースでデジタル無線綴じラインのスマートバインディングシステムで製本し、納期の短縮を実現した。また、ブラックライトに反応して絵柄が浮かぶ上がる透明の新トナーインビジブルレッドによる品質検査も紹介した。

国内初公開となる連帳インクジェットRICOH Pro VC60000
国内初公開となる連帳インクジェットRICOH Pro VC60000

ブースでは厚紙対応と出力速度を高めたフラッグシップのデジタル印刷機『RICOH Pro C9200シリーズ』、5色トナー対応のデジタル印刷機『RICOH Pro C7200シリーズ』を中心に、新トナー、新乾燥方式を採用した連帳インクジェット機『RICOH Pro VC60000』を出展。採用したワイドフォーマットUVインクジェットプリンタのフラッドベッドタイプ『RICOH Pro T7210』、ラテックスインクを採用したワイドフォーマットインクジェットプリンタRICOH Pro Lの後継機種を参考出品した。このほか角背中綴じ機を搭載したモノクロデジタル印刷機やガーメントプリンタを展示。会場では様々なサンプルを紹介しながらデジタル印刷を活用したビジネスを紹介した。

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