【IGAS2018レポート】ウチダテクノ メタリック、光沢表現のデジタル“加飾”を提案
ウチダテクノはIGAS2018で計数機や帯掛機、結束機の新製品を発表したほか、メタリックや光沢を表現する“加飾”の小ロット生産を提案した。
今回、参考出品した『Spotmatic 36』はKOMFI社製のリアル3DデジタルスポットUVニスコーティングマシン。インクジェット方式を採用した小ロット対応のニスコーターで、反復印刷により最大3㎜までの厚盛りが可能となっている。用紙厚は115~680g/㎡、最大用紙サイズが360×1,000㎜。会場では表現力を豊かにする印刷サンプルに関心が寄せられた。
また、新製品の『Foil Glazer』はプリンターで印刷されたトナー部分にフォイル(箔)を転写するデジタル加飾機。フォイル加工後にオーバープリントをすることで『CMYK+箔』といった意匠性の高い仕上りとなる。フォイル加工の他にラミネート加工も可能。
このほか同社では、双腕型協働ロボットを参考出品。実演では帯掛機『テーピットWX』に上流工程から流れてくる対象製品(ワーク)をセットし、帯掛けが終了すると下流に送る省力工程を披露。両椀を仕様することで簡易的なハンドでも大型ワークの搬送が可能になる。両アームで別々の作業を行うことによりサイクルタイムを短縮し、省力化につながる。