【drupa2024】富士フイルム 商業印刷向け連帳インクジェットプリンター「Jet Press 1160CFG」を初出展

富士フイルムグループは、drupa2024 にて世界展開する商業印刷向け連帳インクジェットプリンター「Jet Press 1160CFG」を初出展する。

同社は、1970 年代後半よりインクジェット技術の開発に着手し、2011年に世界初のシングルパス枚葉インクジェットプリンター Jet Press 720 を発売した。同製品は1200dpi の高解像印刷とオフセット印刷を凌駕する高品質を実現し、ワールドワイドの商業印刷市場においてこれまでに累計300 台以上の販売実績を持つ。

同じく2011 年には、連帳インクジェットプリンターを日本・アジアパシフィックのトランザクション市場に、2019 年には日本の商業印刷市場に向けて販売を開始した。トランザクション市場に対しては、同社開発のプリントサーバーによりバリアブルデータの高速大量安定出力を、商業印刷市場に対しては、プレコートレスインクによりユーザーが求める高画質を実現した。日本・アジアパシフィックにて、これまでに累計150 セット以上を販売し、トップクラスの販売シェアを獲得してきた。

同社はこの度、これらのインクジェット事業で長年培った経験と技術力を結集し、ユーザーのニーズに対応するために開発した商業印刷向け連帳インクジェットプリンター「Jet Press 1160CFG」をdrupa2024 にて初出展する。新開発の水性顔料インクの採用により、非コート紙・インクジェット専用紙に加え、オフセットコート紙への高画質な印刷を実現した。また、「Jet Press 1160CFG」は富士フイルムグループ独自の新技術「ペーパースタビライザー」を採用した革新的なインクジェットプリンター。インクジェット前に用紙コンディションを制御する新たなコンセプトを採用することで、「厚紙でのインク定着性」「薄紙での波打ち」「環境や季節による品質変動」といったこれまで連帳インクジェットプリンターのユーザーが抱えていた生産課題を解決する。ダイレクトメールやパンフレットをはじめとする商業印刷の幅広い用途で活用が可能で、drupa2024 ではこの新たな技術をデモンストレーションにて初披露する。

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