【drupa2016】 KOMORI 「OPEN NEW PAGES」をメインテーマに出展
小森コーポレーションは5月31日から6月10日まで、ドイツ・メッセデュッセルドルフで開催される世界最大の印刷機材展「drupa2016」に、「OPEN NEW PAGES」をテーマに、「オフセットオンデマンド」、「デジタルオンデマンド」の両面から最新機種を出展する。4月4日に東京・吾妻橋の本社で記者会見を開き、出展概要を発表した。
drupa 2016 では、IGAS2015 に続き、メインテーマに「OPEN NEW PAGES」を掲げ、ユーザーとKOMORI がつながり、またオフセットとデジタルがつながり、さらに印刷工場の生産や品質に係る経営要素とつなげる「Connected Print」をサブテーマに据えた。同社が取り組む事業構造変革と営業の業態変革の成果を、ユーザーが新しいページを開くための鍵やヒントに変えて、drupa会場で披露する。
会場では、コニカミノルタとの共同開発したデジタル印刷機「Impremia IS29」を出展。drupa2016を機に正式に販売を開始する。ランダ社とのライセンス事業では、注目のナノテクノロジーを使用した革新的なB1 デジタル印刷機「Impremia NS40」を実演展示する。世界初の画期的なB1 デジタル印刷機械として6,500 回転で印刷する。
オフセット印刷の分野では新製品の菊半裁機「LITHRONE G29」を発表。機体のデザインも刷新し、より高度化・複雑化する時代の印刷ニーズに応えるハイエンドマシンとして提案する。加えて最新技術を搭載した「LITHRONE GX40RP」では、究極のパラレル制御を用いたショートメイクレディと18,000 回転の高生産性を示す。LITHRONE GX40 コーター機では、高速パッケージ印刷を実現する新しい印刷制御と高精度検査システムを実演する。
また、同社では600台以上が稼動するH‐UV機に加え、新たなUV硬化装置として「H‐UV L」を投入する。ダブルレンズの採用で省エネながらワークディスタンス100㎜を実現したLED UV装置で、今回、A全判4色機の「LITHRONE G37」に搭載する。
印刷機以外のソリューションを提供するPESP(プリントエンジニアリングサービスプロバイダー)事業からは、同社の断裁機であるApressia CT137 を出品し、H-UV システムで乾燥させた印刷用紙を断裁し、最終製品に仕上げる工程を見せる。さらに、工程の見える化、自動化・省力化、生産性向上、などを強力に支援する「KOMORI ICT Solutions」を提案する。クラウドにより、いつでもどこでも簡単に印刷稼働状況の見える化を図るもので、「KP-Connect」と全ての印刷機のスケジューリングを最適に行う「K-Station 4」が中心となる。