【drupa2016】 ザイコン 『フュージョンテクノロジー』でラベル・パッケージ製造の自動化を加速

ザイコンは、5月31日から6月10日まで、ドイツ・デュッセルドルフで開催されるdrupa2016で、デジタル印刷機と加飾モジュールをインライン化する「フュージョンテクノロジー」を展示・発表する。昨秋、ベルギーで行われたLabelexpoで参考出品されたもので、今回のdrupaではさらに進化を遂げたソリューションとして紹介される。(動画:https://www.xeikon.com/Fusion-technology/

フュージョンテクノロジーは、数々の加飾モジュールが連結される。デジタル印刷機とのインライン化に加え、新たにデジタルフロントエンドモジュール管理システム、データプロセスユニット、カラーマネージメントシステム、オペレーションシステムなどが連動しており、プリプレスから印刷、加工までの自動化を促進する。

デジタル加飾モジュールは、ホットスタンプ、コールドスタンプ、白ベタスクリーン印刷、厚盛ニス、スポット印刷や点字など。フュージョンテクノロジーでは、複数のチャンネルや各製造工程が一つのホットフォルダーに入れられ、RIPされる。その後、印刷を含むそれぞれの加工モジュールに各チャンネルの指示が飛ぶ。これらは全てマニュアル操作がなく自動的に行われる。

従来型の加飾ユニットは、ホットスタンプにはットフォイル用の金型、コールドスタンプやスポットニスにフレキソ版、点字や厚盛りニスにスクリーンなど、それぞれの加工に別々のツールを必要とする。これらをデジタル化することによって、これらのツールを不要としコストが削減される。また、個々のデザインにはバリアブルやパーソナライズデータを付加する事が可能で、これによって新しいアプリケーションの可能性が格段に広がる。

加えて、ザイコン製デジタルフロントエンド・Xeikon X-800は、デザインソリューション、ウェブtoプリントアプリケーションや生産管理システムなど、既存のワークフローとの統合をしつつ、デジタル印刷ワークフローの自動化を可能にする。

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