【drupa2016】コダック 新インクジェットプラットフォーム「Kodak ULTRASTREAM」を発表
コダックはdrupa 2016で“Science to Create”をテーマに新製品、新技術を発表する。
今回のdrupaではプロセスフリープレートの新製品を発表。Kodak Sonoraプロセスフリープレートのユーザーが世界で3,000社を突破しており、UV印刷アプリケーションの厳しい要求にも応えられるプレートを市場に導入するとしている。また、新しいブランドとして「Kodak Aqua-Image」を立ち上げ、洗浄液やプレートクリーナー等のケミカル製品を発表。商業印刷および新聞印刷向けのプレート「Kodak Electra Maxサーマルプレート」と「Kodak Libra VPデジタルプレート」も披露する。
インクジェットの分野では、次世代のインクジェットテクノロジープラットフォーム「Kodak ULTRASTREAM」を発表する。ULTRASTREAMはコダックのコンティニュアスStreamインクジェットテクノロジーによって、プロダクションインクジェットを商業印刷やパッケージ印刷の主流へと変貌させるプラットフォーム。150m/分の印刷速度で600×1,800dpiの解像度を実現するほか、ナノ粒子インクにより色域が30%拡大した。ブースでは「Kodak Prosper 6000Cプレスで、インラインフィニッシングと一体化したライブデモも実施。ナローウェブで軟包装フィルムへの印刷を実現する「Extended Gamut + Varnish (XGV)テクノロジー」も発表する。ブースに設けた「This is Inkjet! Loft」ではマンションの一室を模した展示ルームで、Streamでデジタル印刷したフローリングやキッチンカウンター、家具、壁紙、ハンドタオル、ペットボトルなどを展示する。
電子写真方式のデジタル印刷機では「Kodak NexPress ZX3900デジタルプロダクションカラープレス」を発表する。2017年発売予定の新プラットフォームのよりノイズを抑えた印刷を実現するほか、長尺印刷が1,200㎜まで対応した。また、ホワイトドラインインキも用意する。
CTPシステム関連では毎時68版出力のTrendsetterをはじめ、TrendsetterとAchiveプレートセッター用のマルチカセットユニット、シングルカセットユニット、インラインパンチシステムを出展する。
フレキソの分野では、数々の受賞に輝くコダックのNX Advantageテクノロジーをベースにした新製品「Kodak Flexcel NXシステム’16」も初公開する。